ノートルダムの鐘MY初日(飯田カジモド、野中フロロー) 2018年4月10日ソワレ感想

キャスボが曲がってる(;’∀’)

 

KAAT神奈川芸術劇場で2018年4月8日開幕の劇団四季「ノートルダムの鐘」を観劇しました。

公演日2日目。MY初日です。

本日初日を迎えられるキャストさんも多く、中でも嬉しかったのはカジモドに飯田達郎さんがキャスティングされたこと。

飯田さんは去年、私が知識ゼロで最初のノートルダムを観た時にカジモドを演じられていました。

以来、絶対にたつカジを観たい観たい観たい!と願っていたので、こんなに早く実現でき幸せ。

 

今日のチケットを取ったのはいつだったろう。

確か劇団四季の会員先行チケット発売日初日でしたが、あの時は4月まで本当に遠く感じられました。

先週のアラジンを観終わった後、「次はいよいよノートルダムか…」と妙に緊張したのを覚えていますw(もちろん、アラジンは最高で堪能しました)

だから、今日の公演に行く前もそわそわ落ち着きなく、仕事していたようなしていないような。

 

KAAT神奈川芸術劇場に行くのは初めて。

京急で横浜まで行き、みなとみらい線に乗り換えて「日本大通り駅」で降り、劇場へ向かいます。

もう1つ先の駅、「元町・中華街駅」からも劇場は近く、中華街に近いのでお昼公演はこちらの駅使用でも良さそう。

「日本大通り駅」は特急が止まらないので、横浜から特急に乗ってしまったら、「元町・中華街駅」で降りて劇場へ向かえば大丈夫です。

KAAT神奈川芸術劇場まで「日本大通り駅」からだと徒歩5分。「元町・中華街駅」からだと7~8分です。

ちなみに、駅から劇場への歩き方説明は、劇団四季が写真付きでページを作ってくれています。

劇団四季は、こういった観客へのサービスが細かく配慮されていて、素晴らしいですね。

https://www.shiki.jp/theatres/gr/yokohama/accessguide.html

 

ノートルダムの鐘2018年4月10日感想

ツイッターで話題になっていましたが、男性クワイヤ(聖歌隊)に、オペラ座の怪人でファントムを演じられた高井治さんが加わっています。なんて贅沢。(もちろんクワイヤあってのノートルダムですが)

エスメラルダの宮田さんがアラジンで女性アンサンブルだったりと、劇団四季の選手層のすごさ…!

全体的な感想としては、去年見た飯田達郎カジモド、宮田愛エスメラルダ、佐久間仁フィーバスはさらに進化。作品も再演とはいえ舞台2日目とは思えないほど完成度の高いものでした。

コーラス!コーラス!音!音!

ノートルダムの鐘は、ストーリーも登場人物も、ビッグナンバーも大好きだけれど、私がこの作品で一番好きなのは、コーラスの厚みなのかもしれない。

秋劇場で聴いた時もクワイヤ、アンサンブル方々のコーラスに圧倒されましたが、さらに音響が評判のKAATでは音の洪水が四方から押し寄せてくるようでした。

ノートルダム大聖堂を舞台としているだけあって、音楽が讃美歌のようで、尊い。。

2幕最初、クワイヤが合唱する間奏曲(アントラクト)で、もったいないかなと思いつつ、眼をつぶって音楽に集中しました。

どうしても目を開くと耳からの情報が減ってしまうので。

目を閉じると、大迫力のクワイヤの合唱が身体で感じられ、細胞レベルまで心地よさが届くような感覚でした。ああ至福。。。

キャスト

カジモド:飯田達郎
フロロー:野中万寿男
エスメラルダ:宮田愛
フィーバス:佐久間 仁

カジモド:飯田達郎

再演とはいえ、初日とは思えないほどカジモドでした。

たつカジさんは、純粋無垢なカジモド。

野中フロローとの関係は、最初は親子のような(実際は叔父と甥)暖かいものを最初は感じました。

独りぼっちで暮らしているけれど、大好きな鐘や想像上の友達、石のガーゴイル(これもとても切ないけれど)がいるから、カジモドなりに満たされている。

ご主人様大好き。ご主人様への想いは、従順な犬のよう。だから、カジモドが「聖アフロディジアス」と言えないのを、フロローが笑った時は、傷ついてしまう。

「陽ざしの中へ」では、最初こそ自分は外へ出ていけないんだとあきらめていたのに、《僕は行きたい、外へ》と願った後、憧れで夢である外の世界を想像してワクワク。

たつカジさんの陽ざしの中へは、可哀想というよりも、光の中へ歩んでいこうというカジモドの力強い前向きな歌にきこえます。

最後のロングトーンも大迫力。

そして外の世界に出てお祭りを見て、眼がまん丸になり、好奇心いっぱいのカジモド。

「世界の頂上で」でエスメラルダが大聖堂まで来てくれた時、恥ずかしくてちょっと怖くて隠れちゃうけれど、仲良くなった後は、高いところ平気!とエスメラルダをびっくりさせて楽しんじゃう。

去年、大聖堂の手すりを歩くシーンでは、そろりそろりと慎重に歩いていた記憶ですが、今日はぴょんぴょん、と怖がっているエスメラルダに自分が得意なことをみせている喜びでいっぱいでした。

この「世界の頂上で」は、ノートルダムの鐘の中でも素晴らしく美しいシーン。

私もだけれど、リピートしている観客はこの幸せなカジモドとエスメラルダが一生続けばいいのに、と思っているはず。

《エスメラルダ大好き。彼女のために英雄になろう。》

《僕は醜いけれど、もしかしたらエスメラルダは僕を好きになってくれたのかな。》

お友だちのガーゴイルの応援もあって、フロロー以外の人間に免疫のないカジモドが抱く淡い恋心。

でもフィーバスとエスメラルダがくっついてしまう。

《夢なんか観なければよかった。》

《自分に夢をみさせた石(ガーゴイル)なんか、消えてしまえ!役立たず。》

カジモドにとって唯一の友達で理解者だった、ガーゴイルたちにも心を閉ざしてしまう。

あんなに「陽」が強かったたつカジが、「石になろう」では、すさまじい絶望に襲われ、悲しみと怒りの感情に支配される。

そんなたつカジを観ていると、痛ましくてでも何もできなくて、観ているこちらも心が砕けそうでした。

こんなに演技しながら歌っているのに(しかも体を曲げて)、音程のブレが一切なく、しかもすさまじく伸びるド迫力。

観ている私の方が持たないです。

フロローにとらえられたエスメラルダを助ける、となってからのカジモドは勇敢で迷いが無く、格好良かったです。

「英雄になるんだ」という言葉通り、英雄だったカジモド。

なのに、あの結末で。。。

曲がった背中のまま肩を落とし、途方にくれ座り込んでしまったカジモドは、物語最初の頼りなげな子供や子犬のようなカジモドに見えました。

あの純粋無垢なカジモドが、彼の願い通り外の世界に触れた事は、彼にとって幸せだったのでしょうか。

たつカジは「陽」の印象が強い分、その真逆の結末に心が引き裂かれそう。

カジモドにもっと幸せになってほしかった。

愛に囲まれて欲しかった。



やっぱり舞台版のカジモドを観ると、心がひきずられますねw

去年は、心が苦しくなり結末の違う映画版ノートルダムの鐘を観て、ようやく落ち着いたのでした。舞台版が大好きだけれど、カジモドを思うと泣けてしかたがないという方は、映画版のもう一つの結末をみてリハビリする事をおすすめします。

フロロー:野中万寿男

去年観た芝フロローは、最初から彼の中に「いびつさ」が感じられ、エスメラルダの出現で、それがどんどん醜く大きくなっていったイメージ。

野中フロローは、最初は普通のまじめて優しい父親のような存在に感じました。

カジモドとの間も暖かく、大聖堂に隠してはいたけれど、自分の子どものように愛情を注いでいたように思えます。

だから、たつカジもフロローに大きな愛情を持っていた。

でもエスメラルダが現れて、自分の心を見透かされた瞬間、別人のように罵倒を浴びせ始めて、

まじめで大人しそうな人が内に秘めてる狂気がリアルっぽくて怖い。普通にこういう人いそうです。

フロローを観ていると、やっぱり極端な禁欲ってよくないねと思うのでした。

エスメラルダ:宮田愛

エスメラルダの一本芯の通った強さはっきり出ていた、観ているこちらが背筋が伸びてしまうようなエスメラルダでした。

今日初日とは思えないほど、エスメラルダらしい肝っ玉が据わっていて感が出ていて、素敵。

去年も思ったけれど、身体の使い方やダンスシーンが圧巻。顔が小さくてスタイルが良いから、舞台にエスメラルダがいると、眼を惹きます。

そういえば、四季さんが出した週間キャスト表のプリンシパルで唯一、シングルキャストだった宮田さん。

なぜでしょうねw

フィーバス:佐久間 仁

去年と比べて変わった!と思ったのが佐久間フィーバス。

声の厚みが増して迫力が出たように感じます。

佐久間フィーバスはイケメンだから「僕はどういう女の子でも好きさ」のセリフがぴったりですね。

そしてそんなフィーバスにやきもちをやいて、怪我している所をポスポスたたくカジモド。カジモドにとっては恋敵なんだけれど、この二人が一緒にいると可愛くてなごみます。

 

公演2日目。今日初日を迎えるキャストさんもいるので、客席やロビーには初日キャストさんの姿がちらほら。

終演後は、劇場出口のところに皆さん揃っていました。

清水フィーバスが、舞台で観たときよりイケメンでさわやか。吉田社長が人が良さそう。

数名のキャストさんたちの中、とりわけキラキラオーラを発揮していたのが、芝フロロー。オシャレなカラーのストール(かな?)を巻いて、ダンディでした。

拝見しなかったけれど、初日カジモドの田中さんもいらしていたようです。

 

あと、客席にいらしたかわからないけれど、劇場の外で、ノートルダムに出演予定の役者さんをみました。(一応、名前は伏せておく)

あちらも一人、こちらも一人で私がちらちら見ていたら、視線があったので

「○○さんの、XX、楽しみです。去年の▲▲、素晴らしくて感動しました。」

と言いたかったけれど、劇場外で話しかけられても迷惑かも・・・と思い、伝えられず。

こういう時、どうするのがいいんでしょうねw


帰宅時、京急の横浜駅にもノートルダムの鐘の看板が大きく飾られていました。

【2018年横浜】劇団四季「ノートルダムの鐘」まとめ