劇団四季「ノートルダムの鐘」(初!金本泰潤カジモド、芝フロロー)2018年5月12日マチネ感想

横浜公演ノートルダムの鐘5回め

金本泰潤カジモドx1回め
芝清道フロローx3回め

初めて!の金本泰潤カジモドでした。

もう本当に素晴らしかった(ノω・、)゚

すでに金本さんカジモドを観た方たちが、飯田さんと田中さんのカジモドを足して2で割った感じ、と表現していましたが、たしかにお二人の良いところが随所に見られる感じ。

素直でけなげなところは、飯田カジモド
不安げでせつない表情は、田中カジモド

でも、二人のコピーではなく、金本さんオリジナルのカジモドとして舞台で生きていました。

おそらく、金本さんの中で細部までこだわったカジモド像があるのかと思います。カジモドデビューしてまだ日にちが浅いのに、お芝居に一貫性があり、最初から最後まで、違和感がなく、するっと感情移入できるカジモド。

私は何度か泣いたし、カジモドのほほえましい場面では、自分もオペラグラスを使いながら、ほほえみを浮かべている怪しい人になっていました。

歌も非常に上手で、低音がベースながら高音もしっかりでるし、「石になろう」のロングトーンも危なげなく伸びていました。

ノートルダムの鐘は、悲しいお話だけれど、観終わった後は、素晴らしいカジモドに出会えた喜びで胸がいっぱい。

幸せな気持ちが、ずっと続いてます(´ω`*)

金本泰潤さんのプロフィール

2015年6月、劇団四季オーディション合格。

ライオンキングのハイエナ「エド」役で、四季の初舞台を踏む。「嵐の中の子どもたち」ではジェロニモ役。

ここから、主役のカジモドへの大抜擢!というのが驚きでしたが、ライオンキングのハイエナは高い身体能力を求められる役。長時間不自然な姿勢を保つカジモドも身体能力が高くないと、役者さんがしんどいと思うから、今日の舞台を観ると、金本さんがカジモドに選ばれたのは、当然とも思えました。

身体能力だけじゃなく、演技も歌もすごくよくて、カジモドにトライしてくれてありがとう!!!と感謝の気持ちでいっぱい。

2018年5月12日ノートルダム、新カジモドの感想

本日のキャスト

金本泰潤カジモドの印象は優しい青年

たつカジのような幼さは感じず、青年の心に成長しているカジモドと感じました。

石の大聖堂に閉じ込められて暮らしているけれど、ひねくれたりせず、とても心がきれい。

しかし、フロローから「お前は醜い」と言われて育てられているから、他カジモド同様、自分に自信を持つことはできないカジモド。

たいじゅんカジは、たなカジのように不安な表情を良く見せるけれど、たなカジから感じた卑屈感は、たいじゅんカジからは、感じなかったかな。

素直に、自分の醜さやダメさ、というものを受け止めているのが、たいじゅんカジモド。

カジモドの印象って、フロロー役次第でまた変わる部分もあるけれど、たいじゅんカジモドは、どんなフロローでも従順に接し、心から慕う気がします。

「聖アフロディージアス」と言葉にできないシーンで、フロローに笑われるところ。たつカジは、大切なご主人様に笑われて傷つくけれど、たいじゅんカジモドは、傷つくのではなく、自分が悪かった、と素直に反省していそう。

自分的には、今日見たたいじゅんカジモドは、忠犬という言葉がしっくりくるかも。

だからこそ、ラストが、カジモドにとってとてもつらい事であったと、すごい納得感がありました。

エスメラルダに触れた手

「世界の頂上で」で、高いところがダメというエスメラルダを抱きかかえて手すりから離してあげるシーン。

エスメルダに触れた自分の手を、驚いた表情でずっと見つめているのが、心に残りました。

他のカジモドはどうだったろう。同じ動作をしているのか、思いだせないので、次回以降チェック。

この自分の手をじっと見るシーン。。

怪物として育てられ、町に出たらやはり人々から怪物とののしられ、暴力まで振るわれて、大聖堂に逃げ帰ってきて。

もう絶対外には出たくないと感じたと思うんです。

でも、エスメラルダはカジモドを追って大聖堂まで来てくれた。

石像や窓や鐘を友達だと言ったら、エスメラルダは、素敵な友達ね、と言ってくれた。

高い所を怖がるエスメラルダを、カジモドはとっさに抱きかかえるために触れた。

フロロー以外、初めて自ら触れた相手がエスメラルダのはず。

この時、固まったまま自分の手をじっと見ているたいじゅんカジモドをみて、言葉にはできないいろいろな思いが一気に、流れ込んできたんじゃないか、と思えました。泣けました。

エスメラルダに触れるシーンで、もう1つ泣けたのが、最後横たわるエスメラルダに対して。

大切な宝物を扱うように、優しく愛おし気に、エスメラルダの手に触れるんですね。

たいじゅんカジモドにとって、エスメラルダがどれほど大切だったのか、

知り合った時間は短かったけれど、カジモドのすべての想いが詰まったようなシーンで、とても美しく感じました。

ああ、今、書きながら思ったんだけれど、ディズニー作品がいいたかった、「教えてほしい 人間と怪物 どこに違いがあるのだろう」

この問に、たいじゅんカジモドは、まさに外見の醜さと中身のやさしさで、答えを出してくれている気がします。

とても素敵なカジモドで、これから何度でも観たい(´ω`*)

今日の気づき

①フロローがエスメラルダのスカーフをたたきつける

エスメラルダ登場シーンは、エスメラルダにライトがあたっているので、スポットを浴びていないフロローのを見る余裕がなかったのですが、前回の村フロローに引き続き、芝フロローをチェック。

村フロローは、目のそらし方が恥じらいがあって乙女チックでしたが、芝フロローは厳しい表情を浮かべながら、上を見たり下を見たり、時折エスメラルダを見たり。

だんだん惹かれていく自分を抑えようとするも、なかなか抑えられず。。という反応。

エスメラルダのスカーフを受けとったあと、そのスカーフを床にたたきつける、というのを今日初めてみました。

今まで、視線がエスメラルダにいっていたので、いつもなのかはわからないのですが、激しく怒りながら(おそらく自分の欲望を抑えられないのは、悪魔的なエスメラルダのせい、と責任転嫁をしながら)、たたきつける姿は、かなり強烈でした。

このシーン、エスメラルダを観ていたいところだけれど、フロローの表情も気になるので、目がもっと欲しい…!

②アンサンブルさんたちがとにかく忙しい

今更気づいたポイント。

他の舞台のように装置が機械で動くシーンが少なく、アンサンブルさんの手によって、階段や踊り場?(エスメラルダが踊る小さな舞台など)が設置させることが多いんですね。

さらにアンサンブルさん自身が、手すりの役目をしたりと、アンサンブルさんの仕事がとにかくたくさん。

1人何役も演じながらなので、アンサンブルさん無くしては成立しない、そしてアンサンブルさんたちも皆さん本当に素晴らしいとつくづく。

あ~今日も、何もかも良かったし、早く次のノートルダムの鐘を観たい(ノω・、)゚

【2018年横浜】劇団四季「ノートルダムの鐘」まとめ