「ノートルダムの鐘」横浜・第2回「リハーサル見学会」に参加してきた

ノートルダムの鐘のリハーサル見学会に参加しました。

こういった観劇以外のイベントへの参加は、作品問わず初めてです。

『ノートルダムの鐘』横浜公演第2回「リハーサル見学会

  • イベント受付:15:45~16:10
  • イベント開始・終了時刻:16:30~17:00
  • 参加できる人:会員+会員の連れ(人数制限なし)
  • 必要なもの:四季の会会員証+参加人数分の当日チケット

ノートルダムの鐘「リハーサル見学会」の流れと内容

入場前

リハーサル見学会の受付場所は、KAAT3階の劇場入り口。チケットをいつもチェックするところです。

15:45からの受付で、15:00頃劇場に着くと、すでに100名くらいの方が待機中でした。中には折りたたみ椅子持参で待っている方も。

受付開始時間前になると、3階の会場入り口前スペースがいっぱいになるほどでした。この日は350名の参加があったようです。

15:45~から入場になり、順番に当日のチケットまたはQRコードなどのチケット情報と四季の会の会員カードを提示。するとリハーサル見学会用の座席番号を渡されます。早く並んでいた方が、前方席で観られます。

入場後は、アンケート用紙に質問したい事を記入して待ちます。

会場の16:25まで時間があったので、キャスト名が入っていないキャストボードの撮影をしてみました。(一度、とってみたかった…)

16:25~会場(客席)へ

劇場内に足を踏み入れると、ちょうど舞台では「天国の光」のシーンのリハ中だったようで、カジモドが昇っていく階段をアンサンブルさんたちが動かしているところでした。

皆さんお稽古着なのか私服で、衣装着用、メイクなし。

そこへ、阪神タイガースの洋服を着た男性が来て、しばらく気づかなかったのですが、階段を上ってニコッとしたとき、「あぁ、カジモドだ。。。」とようやく気づけました。

その日出演予定の金本泰潤さんです。

たいじゅんさんカジモドは舞台でも大きいとは感じていましたが、私服だとより大きく見える。。。いやーでも、雰囲気がガラっと変わって俳優さんって本当にすごいんですね。

この後、阿部さんクロパンと宮田さんエスメラルダが、タンバリンをもってやりとりを確認しているシーンがちらり。恐らく(「エスメラルダ、お前ならうまくやれるさ、ルールに従えば」「私、ルールに従うのあまり得意じゃないのよね」のところ)

そしてここからが、リハ見の本番。紙にさらっとメモ書きをしていたのですが、自分の字が汚くて見えない(汗

①トプシー・ターヴィー

指示を出しているのは、ダンスキャプテンの吉田絢香さん。

「はい、お尻ポンポンシーンいきま~す」と、なにやら可愛い名前がついているシーンの練習がまず行われました。

トプシー・ターヴィーの、カジモドが王冠をかぶった王様になり、周りの人たちも、わちゃわちゃお祭り騒ぎするシーンです。

このシーンで、群衆役のアンサンブルさんが数名、私たち観客席にお尻を向けた状態になるのですが

お尻を左に振る

阿部さんクロパンが左の人を蹴っ飛ばす

順にお尻を右に振っていく

一番右の佐瀬さんが吹っ飛ぶ、というシーンの練習をしていました。

この並びになる人が「お尻ポンポンの人」

お尻を左に向ける時と同様、右側も勢いよくしっかり行うようにするように、との指示が出ていました。

ここ以外にも、トプシーターヴィーのシーンで吉田さんから次のような指示がありました。

「個々に踊るシーン(人によって側転もあり)、スペースがタイトので、各自で確保するように。」

「自分がやっている事は<ダンスソロ>と思って。」

「必死感がすごいので、年に一度のお祭りだから、楽しそうにやること。」

「『トプシー ター ヴィー』でくるりと前を向くところまで、しっかり。足でバーンとするところは、外へ向かってバーンと。」

②売春宿のファイトコール

エスメラルダを探すフロローに、「売春宿に火をつけろ」と命令を受け、拒否するフィーバス。そこからの剣を使ったシーンです。

舞台上では、佐藤圭一さんが役者さんたちに指示+客席からは吉田絢香さんの指示がありました。

佐藤圭一さん

「週明けなので音までやらしてください。」(普段は音抜きでやっている事ですよね..?)

「久しぶりのキャストさんもいるのでしっかりとアイコンタクトをして。相手の意志を確認するように。」

(普段、道楽好きなジェアンのイメージしかなかったから、落ち着いた声で話す、さとけいさんが素敵過ぎました….)

遅いスピード
ハーフスピード
音楽と一緒に普通のスピード

3回に分けてリハーサル。

「都度、問題ないですか?」と確認するさとけいさん。

客席から見ている吉田さんからは、

塚田さんがこん棒?やり?でエスメラルダと対峙する時、剣をもったエスメラルダを斜めに押すと、エスメラルダが転びそうになって危険だから、まっすぐ押し返してあげて。2回めの押し返しはその後の流れがあるからななめでも良い、という指示。

あと、エスメラルダが転ぶシーンで、さとけいさんが

「転ぶ時はお尻など低い体勢で。膝からいくとケガする」

とにかくこのシーンでは、安全にいくよう確認がされました。いや~すごい….!

野中フロローが佐久間フィーバスに短剣を突き刺したあと、佐久間フィーバスが身体をひねると危ないのか、ここは野中さんと佐久間さんの間でやりとりも行われていました。

③質問コーナー

入場前に書いたアンケートを無作為で選んでキャストさんが選んでくれるコーナー

司会:賀山祐介さん(男性アンサンブル4枠)

回答してくれたキャストさん

安部三博さん(男性アンサンブル2枠、ルイ11世)
小川晃世さん(女性アンサンブル1枠、フロリカ)
片山美唯さん(クワイヤ/一番高いソプラノ、女性アンサンブル1枠、フロリカ)
塚田拓也さん(男性アンサンブル1枠、フレデリック)

司会の賀山さん。とても落ち着きのある声でした。

・350人のアンケートがある
・今日で、ノートルダムの鐘横浜公演が48回めとのことでした。

全てメモ出来ていないので、覚えているものだけ。

トプシーターヴィーでは何したい?

回答:安部三博さん
すっぱだかになりたい。汗かきでたらたらしているので。

ノートルダムあるあるは?他の公演と違うところ

回答:小川晃世さん
大きい装置がないところ。教会にあるものを使っての演出でアナログ。今は豪華な装置を使う舞台が多いのでめずらしい。

これだけでなく、ノートルダムあるあるは、沢山なんだそうです。

アンサンブルさんは、自分が演じるキャラクターの性格や周りとの関係をどう設定している?

回答:片山美唯さん
台本に書かれていない部分ですよね。

稽古で交流して、変化を感じ…稽古ありきです。

今まで一番メイクに時間がかかった役は?

回答:塚田拓也さん
キャッツ。

人間役ならドーランで肌色にするだけ。猫は3~4種類色分け、パーツ分けあり。早い人で30分。僕は1時間。アップや食事の時間を割いてメイクしていた。

イベントとお芝居どっちが緊張する?

回答:安部三博さん
僕はあまり緊張しないので、どちらも緊張しない。

回答:塚田拓也さん
僕はすごく緊張する。今も足が震えている。舞台ではノートルダムのオープニング。厳そかなので、「あ~今から始まる」と思って緊張する。

回答:小川晃世さん
周りから緊張するように見られないが緊張する。

回答:片山美唯さん
1枠フロリカの時は特に緊張する

役になり切っている時、生活に影響は出る?

回答:小川晃世さん
フロリカで影響がでると大変なので・・・・

話している時に、役のセリフで話すことはある。

犬派?猫派?

回答:片山美唯さん
犬派。ペットショップで可愛い猫をみかけて入って、猫かわいいと思ったけれど、次に犬をみたら犬も猫とは違う可愛さがあると思った。

ここで司会の賀山さんさんが、会場内のお客さんに「犬派か猫派か」挙手で質問。

「ノートルダムの鐘に観劇にくるお客さんは犬派が多い」との事でした(笑)

大変なことは何か?/衣装に係る大変なこと?

(質問内容がうろおぼえ)

回答:塚田拓也さん
みんなが被っているグレーのローブ。足がギリギリ隠れる長さが、見た目には綺麗なのだが、歩くだけで踏んだり、脱ぎ着がたいへん。

回答:安部三博さん
人に着せるのに神経を使う。この作品は、人に着せるシーンが多い。

 
・・・ここで、時間がきました。30分あっという間!

このほかにも、安部さんが僕はお笑いで、塚田さんがイケメン・・・と会場を沸かせてくれるシーンもありました。安部さんの美声がとても好きだと伝えたかったなぁ。

開演前の本来なら準備にあてる貴重な時間。

皆さんありがとうございました…!

17:00に一旦退場し、ソワレ開演の18:30まで待ちます。

尚、劇団四季公式サイトからは、写真付きで当日の様子がレポされています…!

2018年5月29日ソワレ(金本カジモドx野中フロロー)メモ


MEMO
横浜公演ノートルダムの鐘9回め

金本泰潤カジモドx4回め
野中万寿夫フロローx3回め

ネタバレあり

この日の公演で、たいじゅんカジモド変わった?と思ったのが、「怒り」が強くなったように感じたこと。

「石になろう」の「心閉ざして~」が、自分に対する悲痛な怒りに。

最後のフロロー突き落としのシーンでは、「お前のせいだ」というセリフが、今までにないほど怒気を含んだもの。

今まで、たいじゅんカジモドからはあまり感じられなかった、怒りのあまり怪物へ変化を遂げてしまった、という印象を初めて持ちました。

その分、エスメラルダへの愛情がいつもより増しているようにもみえました。横たわるエスメラルダを愛おしそうに触れ、顔に墨を塗ったアンサンブルさんがエスメラルダに近寄ってくる時は、なんとしてもエスメラルダを守ろうと全身でエスメラルダを覆います。

カジモドのエスメラルダに対する深くてまっすぐな愛。。

今日は3階席からの観劇で、いつもより感動が薄まるかと思っていたのですが、全くそんなことはなく、特にこのシーンは涙が止まりませんでした。
 

野中フロロー…すごくいいですね..!

冷静な部分とエスメラルダへの激情がはっきり分かれていて、フロローの二面性がすごく伝わりやすいフロローだと思います。

陽ざしの中への前の、カジモドとフロローの会話シーンで、村フロローがカジモドの顔を優しくナプキンがごしごし拭く仕草が心に残りましたが、野中フロローは普通にゴシゴシ。こっちの方が男親っぽいかなー。村フロローは優しいママだったかも。

トプシーターヴィーのあと、民衆から暴行を受けたカジモドに「どうしてこんなことに」「普通の生活はむりだ」と、あえてメロディ―にのせず、セリフっぽく感情のまま言うのが好き。

「無理だ」が、カジモドの痛みをフロローも感じているかのような聴こえます。

エスメラルダの登場シーンで、エスメラルダのスカーフをどう処理するか見ていたら、汚いものでも触ったように、ぱっと手を放して床に投げつけていました。

 
佐久間フィーバス

エスメラルダが現れたとき、佐久間フィーバスはフロロー大助祭のためにベンチをふきふきして座らせてあげる。→その後、エスメラルダをニヤニヤしながらみていたのに、しかめっつらのフロローをみて、どう対応して良いかわからずまごまごしている、というところを今回は確認。

このシーンは、華やかなエスメラルダの踊りのシーンなので、エスメラルダをみたいし、でもその後のフロローの流れにもつながるので、フロローもみたいし、フィーバスの様子も知りたいし、全役者さんでDVDがあればなーと切実に思います。

 
宮田エスメラルダと佐久間フィーバスのSomeday

かつて、こんな絶望的なSomedayを観た事はないかも。

Somedayは、どんな人も理不尽な目に合わず、いつか争いのない平和な日がくるように…と、未来への祈りをうたった歌、という解釈を私はしています。

エスメラルダとフィーバスにその未来はないのだけれど、例えば岡村エスメラルダが歌うと、自分のことはさておき、将来この世界が幸せになるよう、心から祈っているように思えます。

でも今日の宮田エスメラルダと佐久間フィーバスは、将来に希望なんて持っていなかった。

彼らがこれから立ち向かわない事に対して、無理やり心を奮い立たせるように歌っていたように感じます。

記憶がおぼろげなのですが、フィーバスは強く歌わず、まるでろうそくの火が消えるように歌っているように見えました。

 
佐瀬さん聖アフロディージアス

いつも高舛さんでみていたアフロディージアス。今日は佐瀬さんでした。デビューの日かな?

お尻ポンポンシーンで吹っ飛ばされていましたが、アフロディージアスも見事。

 
デュパン神父の平山信二さん

あの美声の平良さん同様、平山さんも低音の美しい声で、非常に目立ちます。

ノートルダムの鐘は美声キャストさん揃いで、耳が幸せです。

 
そして阿部クロパン。

連投続きなのに、疲れを見せず見事なクロパンでした。音楽も演劇も素人の私ですが、音楽にのせて歌ではなくセリフをしゃべるのって、かなり難しいんと思うんですよね。

前に別作品経験があるのですが、人によってはもたもたしちゃう。

阿部クロパン、この点も上手だし、声の出し方もシーンによって全然違うし、特に「パ~リの朝」の言い方が、最初と最後で全く違う。私たち観客をノートルダムの世界へ連れていき、そして帰す。

さらにダンスも上手だし、足バーンの場面も誰よりも強いし、ご本人は大変だけれど、ずっと観ていたいクロパンです。

3階席は音がよく響く

初めて3階席を取りました。前から2列目で、手すりが舞台にかかる点が惜しいところ。

ただ、音は2階より響き、迫力を感じました。

天井が高いからか?少しエコーがかかる感じでしょうか。まるで大聖堂の中にいるような響きで、音に関していえば、1階前方サイド席と同じくらいの迫力を感じたくらいでした。

天井から舞台へつながるライトもみえ、なんだか神秘的。特にフロローがジェアンからカジモドを託され、真っ暗な舞台中央で、フロローだけ光があたっているシーンでは、フロローの心細さや葛藤がいつもよりも伝わってくるようでした。

3階席だから、いつもより冷静にみれるかと思ったのに、相変わらず深く感動してこの日も帰宅。

リハーサル見学会からの大変充実した1日でした。

【2018年横浜】劇団四季「ノートルダムの鐘」まとめ