劇団四季「ノートルダムの鐘」バックステージツアーと田中カジモド再登場!

7月第1週は2日連続で、横浜のパリへ行きました~

うち1回は、久しぶりの田中カジモド!そしてバックステージツアーでした。

MEMO
7/5日マチネ
横浜公演ノートルダムの鐘15回め
田中彰孝カジモドx2回め
野中万寿夫フロローx5回め
MEMO
7/6日マチネ
横浜公演ノートルダムの鐘16回め
飯田達郎カジモドx8回め
野中万寿夫フロローx6回め

ノートルダムの鐘・バックステージツアー内容

スケジュール

7月5日(木) 13時30分公演の回
16:10 終演
16:35 バックステージツアー参加者入場→イベント開始
17:25 イベント終了予定(イベントは45分間)

□参加資格
会員限定:会員1名+連れのお客様(人数制限なし)

□参加方法
開場中または休憩中に「四季の会」会員証と参加人数分の当日チケットを劇場イベント受付まで提出

□注意事項
※終演後、準備が整うまで一旦退場
※終演約30分後からの開始
※スリッパまたは上履きを必ず持参

バックステージツアーは終演後です。

バックステージツアーの受付を済ませておく必要があるので、12:30頃(開演は13:30)、ノートルダムの鐘が上演されている大ホールの入り口に向かうと、すでに100名くらい並んでいました。

12:45頃に開場になり、順番にバクステツアーの申し込みの受付をしていきます。

オフステージイベントと同じく、イベント用の座席番号とアンケート用紙をもらいました。先着順で、早く並んだ方から、前の席に座れるのも他のイベントと一緒。

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終演後、一度ホールから出て待ちます。16:35に入場し、イベント開始!

この日は、劇団四季のスタッフさんが対応され、俳優さんの参加は無しです。

そして、舞台に関する質問を、舞台監督の真継(まつぎ)さんが対応してくれました。若い女性監督です。

ノートルダムの舞台にあがる(涙)

座席でスリッパに履き替え、前の席の列から、順番に舞台に上がらせてもらいました。

上手側の階段からあがっていきます。

観客からの質問に、真継監督が答えてくれたのですが、舞台の白黒の模様は、実際にパリのノートルダム大聖堂と同じなんだそうです。

実物は大理石だけれど、予算の都合上、大理石にするわけにはいかないので、ベニヤで作っている。でも、大理石のマーブル模様を出すために、小道具を制作する会社で、一つ一つ、模様を付けているとのこと。

いつもトプシーターヴィーで、阿部クロパンが足バンバンすると、白や黒の板が波打っているのがはっきり見えるので、強度は大丈夫なのか確かめたくなりましたが、足をバンバンするわけにはいかず、我慢。

舞台は意外と広くないというか、この広さで、トプシーターヴィーでアンサンブルさんがワーッと出て、バク転したり踊ったり、よくぶつからないもんだなと思いました。

(そういえば以前、リハーサル見学会のイベントで、トプシーのダンスシーンは「自分でスペース確保して」という指示も出ていました)

ただ、秋劇場よりは大きくて、奥タワー(クワイヤがいるのが「奥タワー」、その手前が「前タワー」)がKAATでは広くなっているのだそう。

 

ノートルダムの舞台といえば、劇団四季が360度写真を用意してくれているので、映像でも見られますが↓

https://www.shiki.jp/applause/notredame/special/vrview/vrview01.html

舞台にANAΓKH(宿命)と書かれた場所があります。

写真でもみつけられるけれど、舞台でもしっかりみてきました。。感無量。。。

舞台から客席をみると、天井まで届きそうな3階席やサイドの席が、まるで舞台を包んでいるような感覚でした。

私たちは毎回、とてつもない熱量を舞台から頂いているけれど、逆に役者さんたちもお客さんから、得ているものってあるんじゃないだろうか。。。ともちょっと思えました。まぁ、同等に語るものではないですがw

舞台の上を自由に歩かせてもらえたのですが、係員さんが、「ここはダメ」みたいに言っている場所があって、その時は内容は聞いていなかったのですが、あとからどなたかがツイッターで、0番(舞台センター)の場所には、踏み入れないように、という注意があった、と書かれていました。

0番は努力を重ねた人にしか踏み入れられない場所がある、とかそういう意味だったはず。とても尊い場所なんですね~

ノートルダムを観ていると、金本泰潤さんや田中彰孝さんから、汗がポタポタ流れてくるので、床が滑らないかいつも心配でしたが、汗が原因かどうかはともかく、「床滑る問題というのはある」と真継さんが説明されていました。

特に、京都公演で問題になったとも。

横浜公演では、ジムクリアーという滑り止めを塗って対応しているそうです。

ただ、滑り止めを塗ると床が汚れてせっかくの大理石の模様も汚くなるので、6月は2回、床磨きと滑り止め対策をしているとおっしゃっていました。

舞台裏で小道具や衣装を拝見

舞台から捌けて、裏へまわると、小道具や衣装がずらっと並べられていました。裏側はとても広かったです。

エスメラルダや女性アンサンブルさんたちの鬘は、パーマをあててチリチリにしている。たまにシャンプーもトリートメントもしているそうです。手がかかっていますね。

衣装はどれも重そうで、特に白いフロローの服が一番重い、、と確か聞きました。5キロくらい?とか話していたような。

会衆、石像役できるみんなのグレーのローブもかかっていて、その中でフィーバスのローブが一番長かったです(笑)

小道具は、思っていたよりもどれも大きくて、特にカジモドが鉛をとかす時に使うシャベルが、身長162の私よりも長く、シャベル部分も顔よりも大きくみえ、舞台映えとか考えて大きいのだと思いますが、持つだけでも大変そうだなと思いました。

ぐるっと回ってまた舞台に戻り、改めて奥タワーをチェックしてみると、下手側の柱に、

「ジェアンへの手紙」「ジェアンへのワインボトル」と、書かれた箇所がありました。本番はそこから手紙やワインボトルを出している、という事らしいです。

見学後は、自由に退席して良いのですが、全てのお客さんが見終えるまで、舞台監督の真継さんが質問に答えてくださっているので、そのまま着席していました。

こういう時、何も質問が思い浮かばない自分がもどかしいw 普段、ぼーっとしすぎ。。

質問の中で、印象的だったもの

自分が聞いた、質疑応答の中で興味深かったものです。

たいまつの火は本当の火

質問してくださった方がいて、感謝!

まさか本物の火を使っているなんて思わず、びっくり。。

偽物がゆらゆらしているものとばかり思っていました。

で、実際の火を使うとなると消防署の許可が必要になるのですが、爆薬を使うアラジンの時に大変だったので、秋劇場でノートルダムの鐘を公演する際は、半年前から管轄の芝消防署に相談していたそうです。

劇場ではなく、別の場所でパイロテスト(煙火、花火のテスト)をみせて、実際に火がどんな感じに出るのか見せたりなど、信頼関係を築いていった、という話でした。

ちなみに、KAATは劇場がクリアに見えるという質問があったのですが、監督さん曰く、KAATは煙の循環が早いので、その分クリアにみえるんですって。

あと、舞台中央の扉の後ろが、大聖堂からみた景色とか外の風景にみたてている時がありますが、あれはスクリーンとのこと。スクリーンの裏には、黒い幕がはってあるそうです。

女性3枠さんは、カジモドに一番嫌悪感を示す役

フィナーレで、カジモド以外の役者さんが次々顔に墨を塗っていくシーン。

この墨を塗るシーンで一番最初に塗るのが、女性3枠。

なぜ3枠さんが最初なのかというと、劇中、一番カジモドに嫌悪感を示す役が3枠で、最後はジプシーなど弱い者たちのために戦ったカジモドへの敬意と、自分への恥じをさらすため、という意味があるみたいです。

1枠さんはカジモドの母親フロリカ役も演じるだけあって、劇中を通してカジモドに対して優しい役が多いとは思っていましたが、その逆のパターンもあるとは。

翌日、またノートルダムの鐘の観劇だったので、3枠さんに注意してみていたら、

トプシー・ターヴィーで、カジモドが醜い王様になるお祭り騒ぎの際、3枠の町島さんがカジモドに触れた手を汚いものを触ってしまったようにブンブン振って、男性アンサンブルさんの背中にこすりつけてるのを発見してしまいました。。。

この後、カジモドの醜さに民衆が暴動を起こす際、「召し上がれーー!」と叫んで野菜か果物を投げるのも3枠さん。トプシーの最後にカジモドにツバを吐きかけるのも3枠さんなんですよね(泣)

そうか、そういう意味があるのか…

私のイメージだと、1枠>4枠>2枠>3枠の順に優しいかな。他のアンサンブルさんの意味も知りたいなぁ。

ただ、監督さんは、最後の墨を塗るのは抽象的なシーンで、観客の想像にゆだねられるので、これが正解、というものはないともおっしゃっていました。

ジェアンが息を引き取るシーンはジプシーの病院

上手で、ジェアンとフロローがやりとりしている間、下手側にアンサンブルさんが集まって2人をじっと見ているのですが、このシーンはジプシーの病院なんだそうです。

翌日、アンサンブルさんをみていたら、賀山さんだ1人、ジェアンとフロローに視線をやらず、気が抜けたように正座をしていたので、病人の役だったのかな?と思いました。

鐘の名前は「マリー」以外、カジモド役者さんにゆだねられている

マリー、ジャクリーン、ガブリエル、フランソワーズ・・・大聖堂でカジモドが呼びかける鐘たち。決まっているのは中央のマリーだけで、他の鐘はどの子がどの名前か、というのはそれぞれのカジモド役者さんが決めているんですって。

ちなみに、一つだけ名前のない鐘がいて、真継監督さんは以前はベル操作の係だったので、愛着があり「シャルル」と名付けていたそうです。

クワイヤが16人の理由

海外(アメリカ)だと32人いるクワイヤが劇団四季では16人。奥タワーの上にだけクワイヤがいる状態で、下部分は、クワイヤさんがいません。

その理由は、劇団四季バージョンでは、下をアクティングエリアにしたい、という現地スタッフの希望があったそう。あとは、現実的に32人そろえるのが大変とのこと。

こちらはクワイヤで参加されている山崎聡一郎さんのツイートです。

四季のクワイヤを観ていると、石像になったり会衆になってカジモドへ差別的な目線を送ったり、とても重要な役を担っていることがわかります。それでいながら、聖歌隊としての美しい響きも作っているわけで、本当に大変な役割だと思います。

他に、奥タワーの下でアンサンブルが座る長いベンチは、売春宿の扉に使われていたり、奥タワーのセンターにある床は、ピンを押すと空く仕掛けで、フロローが落ちてくるシーンで空けられることも教えてもらいました。

自分がバックステージを見学している時は、質問がきけないのでもっとたくさんあったと思いますが、それでも大満足。

とても貴重な体験をありがとうございました!

久しぶりに再登場!田中彰孝カジモド

4月以来の田中彰孝さんカジモド。私がたなカジを観るのは、横浜公演2回め、秋劇場から数えると、まだ3回めです。

面白いなーと思ったのは、役者さんが変わると、同じセリフを言っているのに、劇中の空気の流れが変わること。

例えば、

怪我をしたフィーバスとの大聖堂でのやりとりで

フィ「君が(エスメラルダを助けに行く)?ろくにしゃべれないクセに」
カジ「君だってろくに動けないよね」

このカジモドのシーンで、今日は会場がクスクスと静かな笑いに包まれましたが、会場中がここで笑うのは、私は初めての経験!

このセリフはどのカジモドも、少しムキになって言うシーンですが、たなカジは、露骨にフィーバスに対抗していたからか?私も笑っちゃいました。

あと、最後のフロロー突き落としの後。

フロローが奈落の底に落ちて、その後、カジモドに照明が当たるシーンで、たなカジは、両手をまっすぐ平行にあげたまま、茫然と座ったポーズでした。

このポーズだと、フロロー投げ落としからここまでが、まるでカジモドが回想している1シーンにみえて、すごく新鮮。

他のカジモドはどうだったけ…?この日は思い出せなかったのですが、その翌日の達郎さんカジモドは、下をのぞきこむように、つまりフロローが横たわるのをのぞき込むような仕草をとっているように感じました。

役者さんのポーズ一つで、こちらの感じ方が全く異なるから、本当に面白い..

たなカジは、私の印象だと、たつカジ、たいじゅんカジの中で一番、精神的に大人な印象です。一般的な大人の意味じゃなくて、世間の怖さを知ってしまった大人の部分があるといった方が合っているかな。

自分へのあきらめや厭世感もあって、自分の心を守るために、「心を無にする」術にたけているようにも見えました。

「奇跡をもとめて」のシーンで、エスメラルダとフィーバスが共に生きていこうとするのを目の当たりにして、たつカジもたいじゅんカジも、悲しみを強く表現していえるけれど、たなカジの場合、ひたすら自分には望がないんだ、と言い聞かせているみたい。

石になろうでは、自分から去っていくガーゴイルに嫌味っぽく、うやうやしいお辞儀をして、これも、自分の心を守るために見えました。

時系列めちゃくちゃですが、

「陽ざしの中へ」も、出だしは、自分なんかどうせ…といった感じで、自嘲気味で歌い始め、でもああ、やっぱり外の世界へ行ってみたい、と祈るようなポーズを何度もしながら、外へ出ていく…

手を合わせて(たいじゅんカジは手を組むけれど、たなカジは指先を合わせる感じでした)、ダメだ、怖い、でも本当は行きたい・・・とすごく自分の内面と戦っているようにも見えました。

この翌日みた、達郎さんカジモドは、「陽ざしの中へ」で、『僕ならそんな毎日大事にする』の<大事にする>で、片手でガッツポーズのように力を込めていて、これもカジモドの夢がいっぱい詰まって泣いてしまったけれど、たなカジは、そんな希望を持つのも怖い、、、んじゃないかなぁ…

で、カジモドは実際、トプシーで怖い目にあっちゃうんだけれど、その後のたなカジ、ずっと恐怖に身を震わせているんですよね(泣

世界の頂上で、でエスメラルダが大聖堂に上がってきた時も、すごーく怖がっていたし、奇跡御殿にエスメラルダ救出に向かってクロパンにとらえられた時も、すごく怖がって、身体が逃げていた。

民衆にあんな目にあわされて外に出るのは怖い、ってカジモド本人もガーゴイルたちも言うけれど、その「カジモドの怖さ」が、今までで一番、はっきり私には伝わったかも。

あと、とても印象的だったのが、反応しなくなったエスメラルダへの反応が、「やばいっ」と、とてもあせったような大人な反応だったこと。(ここ、達郎さんは「エスメ?遊んでいるの?」と無邪気な反応で、たいじゅんさんは、「え?どうした…どうしたのっ?」という反応。)

そしてフィーバスへのポンポンする時間が長く、同じエスメラルダへの想いをもつもの同士、といった感じに受けました。

たなカジでクスっとなっちゃったのは、運動神経が良くて(ライオンキングのシンバ役をされていたくらいなので)、身体の不自由なカジモドなんだけれど、動きが素早くてアスリートみたいに思えたところもあったこと。

ただ、カジモドは背骨が曲がって身体が不自由ではあったけれど、怪力だし、Eテレの100分で名著で取り上げられていた原作のイメージだと、決してどんくさい人物ではないから、このアスリート感もありなのかなと思います。

久しぶりのたなカジで、会場中大きな拍手で湧きました。本当にとても良かったです。

 
 
今週2日連続のノートルダムで、カジモド以外は全員同じメンバーでした。

野中フロローのヘルファイアーは相変わらず圧巻。いつも火をまとっているように見えるのは、手の動かし方の美しさなども関係あるのかも。

久しぶりの上手側に座って気づいたのですが、トプシーターヴィーで、カジモドが醜い王様を決定する大会に出た時、フロローは手にロザリオを握っているんですね。

これは、この寸前に登場したエスメラルダの魅力(魔力)にやられないようにするものなのか?

そして、カジモドをみた民衆がざわめいた時、カジモドを確認してビクっとなっているのも初めて確認しました。

エスメラルダのスカーフをぐちゃぐちゃと怒りに任せて捨てるも、トプシー→大聖堂でカジモドにお説教→捌ける際に、エスメラルダのスカーフをくんくんと2日連続かいでいました。。。

佐久間さんフィーバスと宮田さんエスメラルダのコンビが続き、もうこのペアに愛着がわいちゃって、逆にいなくなるのが怖くなってしまったくらい。

宮田さんは以前からとても素敵でしたが、タンバリンのリズムでのしなやかさ、God helpの神々しさ、歌い終わった後の無垢な表情、Somedayのメッセージ力…ますます存在感が増してきたように感じます。

あああー、来週のキャストはどうなるんだろう。

楽しみと不安でどきどき・・・(どのキャストさんでももちろん嬉しいのですが!)

ノートルダムの鐘 2018年7月5日マチネ&7月6日マチネキャスト

【2018年横浜】劇団四季「ノートルダムの鐘」まとめ