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マリー・アントワネット(MA)ミュージカルのあらすじと感想。初演との比較など

帝国劇場で上演されている、ミュージカル舞台「マリー・アントワネット(MA)」を観てきました。

  • 10/11 花總マリーx昆マルグリット
  • 10/21 笹本マリーx昆マルグリット
  • 11/20 花總マリーxソニンマルグリット

2006年に帝国劇場で初演が行われ新演出となって戻ってきたMA。

旧演出は辛口評価の人が多かったようでしたが、私は結構好きでした。

なんといっても、エリザベ―トやモーツァルト、レベッカを作曲したシルヴェスター・リーヴァイさんの音楽が美しい...!

でも新演出は、初演よりもマリー・アントワネットに感情移入しやすくなって、もっと好きかも→3回観て、かなり好きだと思いました。

旧演出もですが、新演出も歌の上手なキャストさん揃いで聴きごたえがあります。

また新演出での豪華絢爛な舞台は、帝国劇場に相応しいザ・グランドミュージカル的で視覚的にも圧倒されました。

あとフェルセンがめちゃ格好良い設定になっていて存在感が増しています。

目次

マリー・アントワネット(MA)のあらすじ

遠藤周作さんの「マリー・アントワネット」が原作のミュージカル作品です。

池田理代子さんのベルサイユのばらや、シュテファンツヴァイクの「マリー・アントワネット」を読んだことのある方なら良く知っている、フランス革命に翻弄され、のちに消される王妃マリーアントワネットが主人公の一人。

もう一人の主人公が平民のマルグリット・アルノーで、対局の立場にある2つの視線から描かれた作品になります。

登場人物の多くは実在していますが、マルグリット・アルノーは遠藤周作さんの小説のみ登場する架空の人物です。

 
 

フランスが深刻な財政難にも拘わらず、贅沢三昧のマリー・アントワネットや貴族たち。かつてストラスブールで便所掃除をしていた13歳のマルグリット・アルノーは、ウィーンからフランスへ嫁ぐために当地へ立ち寄ったマリー・アントワネットを見て、同じ人間なのになんでこんなに違うのかと疑問や怒りといった感情を抱いている。

MEMO

ストラスブールはフランス北東部でドイツとの国境沿いにある町。このストラスブールで「皇女引き渡しの義」が行われています。フランスへ嫁いだアントワネットが、下着も何もかもウィーンのものを全て脱ぎ去り、フランスのものに着替えさせられた話は有名。

年月が経ち、王の弟オルレアン公が主催しているパレ・ロワイヤルでのパーティーにもぐりこんだマルグリットは、アントワネットに民衆の悲惨な暮らしを訴えるも真剣に話をとりあってもらえず、マリーアントワネットや王家に対して憎しみをつのらせるーー

・マリー・アントワネットとフェルセンの恋
・国王夫妻を蹴落とそうとし中傷をばらまくオルレアン公
・有名な首飾り事件
・ヴァレンヌへ逃亡しようとするも捕らえられる国王一家
・国王の処刑
・アントワネットの処刑



国王夫妻追放をもくろむオルレアン公と彼を助ける新聞記者のエベールの策略により、アントワネットに関するひどい中傷が広まり、群衆の怒りが爆発。その怒れる群衆代表がマルグリットで、史実にからんでいきます。

アントワネットが後半、負の罠に見事にはまっていくような展開で、二幕は胸が痛くなる流れでした。

結末もほぼ史実通りの展開になり心地の良いものではありません。でもその分、今年帝国劇場で上演された、フランス革命を平民側から描いた1789とは違って、あの時代の正義や真実とはなんだったのか?といつまでも考えさせられる作品だと思います。

新演出と旧演出の違い

削られた曲もあるし、新曲もあるし、歌う役や歌詞が変わったものなど、他の作品と思えるレベルで大きく変更されています。

旧演出のCDやパンフを取り出し、おぼろげな記憶をたどりながら気になった部分だけ取り上げました。

マルグリット目線の舞台じゃなくなった

旧演出では、マルグリットがなぜ王族や貴族を憎むようになったのか、丁寧に心情をつづられていた為、マルグリット目線で舞台を観る作りだったと思います。

弱い一人の少女が怒りから徐々に強い女性へと変わっていく。

でも新演出でのマルグリットは最初からマリーアントワネットに憎しみを抱いていて(新演出の方がこの点は原作よりです)しょっぱなから強いです。

旧演出のマルグリットが登場するシーンでは、すみれの花を売り歩きボーマルシェ(新演出では登場しません)にお金をごまかされて、彼を追いかけて行ったパレ・ロワイヤルでマリー・アントワネットに出会います。

そしてこのパレ・ロワイヤルのパーティーでアントワネットにマルグリットがシャンパンをかけられながら嘲笑される。そのため旧演出ではアントワネットひどいな、と観客が思える設定でした。

でも新演出では逆で、最初から敵意剥き出しのマルグリットが、アントワネットにシャンパンをかけます。

また旧演出ではアントワネットを中傷する「オーストリア女」という歌を民衆が歌っていたのに対し、新演出ではマルグリットが歌うように変更されていました。

このシーン、個人的には一番ドキッとしたかも。

旧演出では、マルグリットはアントワネットに怒りはあったけれど決して嘲笑しなかったのに、新演出では侮辱するし嘲笑するんですよね。

その分、新演出ではマルグリットの事は理解できるけれど、旧演出に比べると感情移入しにくくて。

これは今回は意図的に、物語の最初からどちらが正義と決めつけないためなのかなと思えました。

あと旧演出ではアニエスという修道女がいて(新演出ではいません)、マルグリットを優しく諭すという役割をしていました。

マルグリットは、自身の経験とアニエスとの対話で、徐々にこんな世の中は間違っている・・・と立ち上がっていく流れでした。そういうのが新演出では、はしょられている。

でもマルグリットに感情移入できないのか?とそうではなくて、後半にいくにつれてマルグリットが理想としていた革命とは違い、国王一家を貶める方向へと流れてき、自身のアイデンティティーと現実に折り合いがつけられず苦しむマルグリットにぐっと共感できました。

マリー・アントワネットの心情がつづられるようになった

逆に、マリー・アントワネットに感情移入しやすくなったのが新演出。

旧演出でもフェルセンは登場していましたが、新演出ではその存在感が増しています。彼に惹かれ少女のように喜ぶアントワネットは可愛いし、旧演出のようにマルグリットを嘲笑する事はなく単に軽薄なだけで人柄の良さが伝わってくるキャラクターになっています。

だからこそ後半、子供を取り上げられるシーンではこちらの胸が痛くなるほど哀れだし、魔女裁判のように吊るしあげられた時にみせる凛とした姿が気高く、強くアントワネットに同情を寄せてしまうほどでした。

旧演出では涙が出ることはなかったこの作品が、後半は涙なしでは見られません。

フェルセンが格好いい

フェルセンが、びっくりするほど格好いいです(笑)

旧演出でフェルセンを演じた井上芳雄さんや今拓哉さんも素敵だったんですよ。

でも旧演出はフェルセンの存在感ってそこまで大きくなかったように記憶しています。旧演出は登場人物多かったから、マリー・アントワネットとフェルセンの恋は作品的にそこまで大きく占めていなかったような。

対して新演出は、フェルセンの登場回数やナンバーが増え、紳士でスマートでアントワネット一筋なフェルセンが多く描かれいます。

ボーマルシェ、カリオストロ、アニエス、ラパン婦人がいない

前作で重要な役割をしていた人たちがいなくなりました。

狂言回しだったボーマルシェがいなくなり、代わりにフェルセンが回顧する流れで物語が始まります。

あと錬金術師のカリオストロもいなくなり、旧演出ではカリオストロのせいで首飾り事件がおこったように見えたのが、新演出ではオルレアン公が黒幕という設定です。

善意の天使みたいなアニエスや、売春宿のラパン婦人など、マルグリットに深いかかわりのあった人もばっさりいなくなりました。

ショックだったのが、カリオストロ役の山口祐一郎さんが歌っていた「黄金を求めて」というとても好きな曲がなくなっていたこと。

がーん。

ただ、劇場が鳴り響く山口さんの歌は、なかなか他の人がまねできるものではないから、かえって曲が無くなってよかったのかもと考えたり。実際、カリオストロの「イリュージョン」が、オルレアンの「世論を支配しろ」という曲に代わって、ちょっと満足度が低くなったりなど。。

アニエスやラパン婦人は、今回マルグリット目線にしないために、あえて存在を消したのかもしれませんね。

そういえば、旧演出ではマリー・アントワネットの長男が亡くなるシーンが出てきましたが、新演出では長男自体舞台に出てきません。

ラストが前作に比べると救いがある

新演出のマリーアントワネットのラストに救いがあるわけではないのだけれど、旧演出よりは良いです。

私はこの作品の旧演出も好きだったけれど、唯一いやだったのが最後。

マリー・アントワネット処刑後、登場人物と群衆が「自由だ」と歌いながら不協和音で締めくくるラストで、強引な内容と音色の後味の悪さが気になりました。

え?拍手しづらいよね..?と毎回思ってたような。

今思えば、綺麗でない終わり方をする事で、ずっとマルグリットを通じて民衆寄りで描いてきたけれど、それは正義?と最後にこちらに投げかける内容だったのかも。よくわからないけれど...

でも、新演出は悲しい結末ではあるけれど、少し留飲が下がる終わり方をします。最後は変えてくれてよかったと思う。

マリー・アントワネット メインキャスト感想

マリー・アントワネット

花總まり

美しくて可愛くて大好きなマリー・アントワネットでした。ほんと好き。

私は日本人が演じてきたエリザベートの中で、花總まりさんのエリザベートが現時点で一番好きですが、もしかしたらこのマリー・アントワネットは、さらに好きかも。

長年宝塚で娘役を演じていらしてきた事が理由なのか、ご本人がもともと持っている気質なのか、アントワネットの浮世離れしたお姫様感がすごい。

1幕の花總さんのマリー・アントワネットってこのお姫様感がまぶしくて、いい意味であまり共感できる感じではなかったんですよね。軽薄さもありつつ、美しく優しく可愛らしいマリーアントワネット。

でも2幕で群衆に魔女裁判のように吊るしあげられた時、視線をやや下げて口を真一文字に結び、そのうち瞳からつーっと涙が一筋流れてきて。

この時、花總さんアントワネットは何を思っていたんだろう。。。罵声をあびながらも美しく一筋の涙を流す気高さに圧倒されました。

アントワネットの晩年を残酷に描いている作品なので、幕が下りるまでアントワネットが哀れなのですが、カテコで美しく着飾った王妃アントワネットとして現れた花總さんをみて泣けました。

天国にいったアントワネットに思えて、救われたというか。

美しいは正義ですね。私がフェルセンなら、お花様マリーを全力で守りたくなります(笑)

笹本玲奈

笹本玲奈さんは初演でマルグリットを演じられてそちらも本当に素晴らしかったけれど、アントワネットもすごく良かったです。

マルグリットの時は、実際12年前と言う事もあるけれど、今CDを聞いみると少女の声なのに、アントワネットではすっかり落ち着いた美しい大人の女性なっちゃって。

あと母性がすごい。最初の登場シーンから、「母親」とわかるたたずまい。それがどんなたたずまいなのか、説明はできないのだけれど、花總さんが夢の中に出てくるような王妃だとしたら、笹本さんは映画に出てくるような王妃、といったところでしょうか。余計わからないかw

2幕の次男ルイ17世を革命委員会に取り上げられるシーンでは、半狂乱になる演技が演技とは思えないほどすごくて、私も泣いたし周りの席からもすすり泣く声が。

人間味にあふれ、でも威厳を失わない素晴らしいアントワネットだと思います。

マルグリット・アルノー

昆夏美

この小さい身体のどこにそんなパワーがあるの?と思えるくらい、力強いマルグリットでした。

最初からアントワネットには敵意剥き出して、アントワネットを傷つけられるのなら何をしても良いと考えている新演出のマルグリット。

貧しい境遇はつい同情を寄せたくなるけれど、そう簡単に感情移入するのを許してくれないほど、怒りで覆われていて。

でも捕らわれたマイー・アントワネットと過ごすうちに、昆マルグリットの強張った仮面が少しずつ剥がれて少女のような表情が現れていく...後半の昆マルグリットの気持ちのゆらぎがとても見ごたえがありました。

あと昆マルグリットの群衆を率いるパワーは、レミゼのアンジョルラスを彷彿させるほど勇ましく、強くて格好いいマルグリットです。

ソニン

新演出のマルグリット役にソニンちゃんが選ばれたと知ったとき、すごくぴったりだと思ったし、たぶん多くの人もそう思ったんじゃないかと思います。苦しめられた民衆側の人間をひっぱるパワーあふれる役って、1789のソレーヌもそうだし、いかにもソニンちゃんという感じ。

今回のマルグリットもソニンちゃんのパワーでひっぱっていくんだろうな...と思って観たのですが、すごく繊細に演じていて期待の100倍以上良かったです...ソニンちゃんすごい。

マルグリットは幼少の時から貧しくてアントワネットや貴族に対して強い反感を持っているのだけれど、ソニンちゃんは怒りに達したのち、この世はこんなものというあきらめも強く出ていて、最初はどこか冷めているキャラにみえました。

これってすごく自然なことで、どんなに怒りに燃えていても人間は周囲の環境に順応していくものだし、冷めた態度をとる事で自分を守れる事もあるだろうし。

でも、心の中では強い怒りがあるから、何かがきっかけになればそれが爆発してしまう....最初は怒りを抑えていたソニンマルグリットが、「もう許さない」と民衆と声をあげて歌う姿は、このシーンまでにエネルギーを貯めていたのかと思うほどの迫力がありました。

2幕で監禁されている国王一家と暮らし始めてからみせる心のゆらぎがとても繊細で、革命裁判で糾弾されるマリー・アントワネットを目の当たりにして苦しむマルグリット。

マリーアントワネットが最期を迎える時に「ありがとう、マルグリット」というシーンでの、ソニンマルグリットの丁寧なおじぎがとても印象的で、上手な言葉がみつからないけれど、二人のMAの特別な関係を意識させられるものでした。

 
そういえば、旧演出でのマルグリット役を演じた新妻聖子さんが雑誌のインタビューか何かで、お稽古中に帰宅すると玄関で倒れていた、と語っていた記憶があります。

マルグリットはそのくらいパワーを使う役なんですね

アクセル・フェルセン伯爵

田代万里生

新演出で出番も歌も増えたフェルセン伯。

田代フェルセンやばいくらいに格好いいです(笑)

田代さんのほとばしる熱さが、なんかもう「マリー・アントワネット心から愛している!!!」とびしびし伝わってきます。

で、ご本人がもともと貴公子のような品があるから、ただの熱血にならず、スマートで愛する女性一筋って最高すぎじゃない???

さらに東京藝術大学音楽学部声楽科なので歌も抜群にうまく、フェルセンの出番増やしてくれてありがとう。。。という感謝の気持ちでいっぱいです。

古川雄大

古川さんは見た目がもうフェルセンですよね...見め麗しい文句なしのイケメン。あと声がちょっと切なげな感じで、フェルセン伯にぴったり。

演技も良かったと思うのだけれど、少女漫画に出てくる美少年のような見た目が印象的すぎて、あとあまり覚えていない...

オルレアン公

吉原光夫

オルレアン公は初演では、高嶋政宏さんと鈴木綜馬さんが演じられていました。新演出ではオルレアン公の重要さが増しています。そういえば旧演出では、女装したオルレアン公がおんなたちを率いて、ベルサイユで突撃するシーンがあったな。。。

吉原光夫さんは個人的には好きな役者さんで、レミゼのジャベールは特に最高だと思っているのですが(来年のレミゼではジャベール役では出ないのが残念)、オルレアンに関してはあまり自分の好みではないかも。

その理由の一つが、もともとカリオストロ役の山口祐一郎さんがうたっていた「イリュージョン」という曲が、オルレアンの「世論を支配しろ」というのに変わっているからです。

ただし、吉原光夫さんのオルレアン公はすごく評判が良いんです。歌も圧巻だったという声が多く、実際とても上手です。

でも私は山口さんは劇場をゆるがすような声量で歌っているのを何度も聴いていたので、ちょっと物足りなく思えてしまう。山口さんが規格外なんだけれど。

どうしても初演の印象が大きいので、自分が引きづられているのかもしれません。

ルイ16世

原田優一

原田さんてこんなに丸かったっけ(笑)?

人のよいルイ16世そのままーという感じで、とても好きです。目もまんまるなまま話すから、人の良さがすごく出ている王様でした。

初演ではルイ16世演じる石川禅さんが、アントワネット役の涼風真世のご機嫌をとるのにオロオロしていたシーンが面白かったですが、このシーンを見られなくなったのが残念。

佐藤隆紀

佐藤さんもルイ16世役のために、もしかしたら太った...?

声楽出身なだけあって、相変わらずの美声。幽閉されたのちに歌う「もしも鍛冶屋なら」は、今まで強い感情を表してこなかったルイ16世の、「平凡な人生を歩みたかった」とう強い願いが感じられて思わず涙が..

ジャック・エベール

坂元健児

1789では秘密警察の長官ラマール役として人の好さを振りまいていたのに、この作品では王室を落しめる嫌な役を演じています。

自分が言うことじゃないかもしれないけれど、サカケンさん出るなら人が好い役が良いなーと思ったり。

あと、エベールはあまり出番ないからサカケンさんもったいない・・・とも思うけれど、役柄的には群衆を先導した一旦を担う重要な役なので、それなりの人がキャスティングされたのかもしれないです。

出番が少ないとはいえ、声が美しくてよく通るから舞台にいると存在感の大きいエベールでした。

ランバル公爵夫人

彩乃かなみ

ランバル公爵夫人、たおやかで素敵だなーーと思っていたら、元宝塚歌劇団月組トップ娘役さんなんですね。

柔らかくて慈悲深い雰囲気があり、私が勝手に抱くランバル公爵夫人のイメージにぴったり。ランバル公爵夫人に詳しいわけではないけれど、フランス革命が起きた時、今まで仲良かった貴族たちが次々と王と王妃の元から去ったのに、ランバル公爵夫人は最後までアントワネットに寄り添った人。

優しくて芯の強い女性という印象があります。

だから最後は、暴徒化した民衆に惨殺され悲惨な最期を遂げてしまうのが、悲しい。。

あとは、レオナール役の駒田一さん、ローズ・ベルタン役の彩吹真央さんのキレキレコンビが見ていて楽しかった。この二人も出番は少ないのだけれど、舞台上ではかなり重要な役割を果たしています。首飾り事件に意図的でないにせよ関わっているし、国王一家の逃亡が失敗したのは、この2人のせいのような・・・・
 
 

今回、革命家のダントン役で出演されいる杉山有大さんがこのMAを最後に引退されるそうです。

今まで観劇してきた東宝作品の多くにアンサンブルとして登場され、レディ・ベス、モーツァルト!レ・ミゼラブルで拝見してきました。お顔を知っている俳優さんが引退してしまうのはさみしいですね。

長い間お疲れ様でした。
 

MAは新演出になったとはいえ、後味の良い作品ではないし、歴史上の嫌な面を見せつけられる作品です。

でもフランス革命に関する舞台が多い日本だからこそ、見る価値のあるミュージカルだと個人的に思います。

歌が上手な方がそろっているし、舞台衣装も美しいし、少しでも興味のある方はぜひ劇場に足を運ぶことをおすすめします!

2018年10月11日キャスト

2018年10月21日キャスト

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