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髑髏城の七人【上弦の月】2018年1月9日ソワレ感想。風と比較して

髑髏城の風がすごく楽しくて、またIHIステージアラウンドにやってきた。

今回もすごく良かったー!

髑髏城シリーズは、内容も面白いし見ごたえあるし、海外公演もできそう。殺陣シーンなんて、外国人にすごくうけそうだ。

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目次

髑髏城の七人Season上弦の月キャスト

捨之介:福士蒼汰
天魔王:早乙女太一
無界屋蘭兵衛:三浦翔平
兵庫:須賀健太
霧丸:平間壮一
極楽太夫:高田聖子
贋鉄斎:市川しんぺー

髑髏城の七人風との違い【ネタバレあり】

私が、このシリーズで「風」しか行ったことがないので、風との比較のみ。

若くてキレッキレ

別にシーズン風のキレが悪いわけではないけれど、さすがに若いキャストさんが多いだけあって、動きがキレキレ。

アクロバティックで前回以上に迫力があった。

全力で絶えず動けるの...若さゆえだなー。

捨之介・天魔王が別の役者でわかりやすかった

シーズン「風」では、捨之介と天魔王を松ケンさんが一人二役を演じていた。

シーズンを通してみている人や、何年も前からこの作品を見ている人には、意味のある一人二役だったのかもしれないが、正直、前回は天魔王のキャラクターの記憶がほとんどなかった。

松ケンの、演じ分けは観ていて楽しめたのだけれど。

それが今回は、冒頭から天魔王が登場し、前回と比較にならないくらい舞台に出ていたので、天魔王のやり場のない悲しみや怒りが感じられ、この話の主役は天魔王と無界屋蘭兵衛なのでは?と思ったくらいだった。

個人的には、今回の方がわかりやすくて良かった。

若い兵庫と年上極楽太夫の組み合わせがすごく良かった

シーズン「風」では(他の「花」や「鳥」も)、兵庫役は美しい極楽太夫に入れ込むおじさん(失礼)で、おじさん&美女の組み合わせだからこそ、最後に一緒に生きていくというシーンに納得感があった。

だから、今回配役を聞いた時、正直、無理があるのでは!?と思った。

だって、兵庫役の須賀健太くんは現在23歳。3丁目の夕日の少年役のイメージが強くて、まだ子供でしょー、、とおばさんは思うわけ。

そして、極楽太夫の高田聖子さんは50歳。

いやー、息子だよね?

と思ったのだけれど、この二人がめちゃくちゃ良かった!

須賀健太くんが、一本気で年上極楽太夫に夢中、という設定に全く違和感がなかった。

仲間からすごく慕われているリーダー格で、この人の判断なら間違いないな、という絶対感があるというか。

そして、高田聖子さんの、きっぷのいい太夫ぶり。年下の兵庫を軽くいなし、相手にしていないんだけれど、真心で接しているから、最後一緒になるのが、本当に自然で。

演技うまいなーと思ったら、高田聖子さんは、劇団☆新感線所属だった。てっきりテレビ俳優さんだとばかり思っていた。

熊木衆の沙霧(女)→霧丸(男)に

花、鳥、風で女性が演じていた、築城技術を持つ熊木衆の沙霧役が男性の霧丸になった。

平間さんの霧丸はとても良かったのだけれど、男性役にした事で、「風」の時の、捨之介と沙霧とのやりとりが減り、捨之介の存在感が薄くなってしまったような気がする。

これ以外、小ネタがいろいろ変っていて、これがすごく面白かった。ネタ考える人大変そうw

髑髏城の七人Season上弦の月キャスト感想(一部)

捨之介:福士蒼汰

ちょっと印象が薄かった。

周りのキャラが濃すぎる中、ひょうひょうと爽やかに生き抜く演技が必要とされ、個性が出にくいので実は、捨之介ってとても難しい役なのかもしれないと思った。

意外と出番も少ないから、というのもあるかもしれない。

だた、後半の100人斬りのシーンはさすがだった。

天魔王:早乙女太一

今回の舞台、個人的には早乙女さんの剣さばきが一番見たかった。

期待以上!

スピード、正確性、剣をまるでペンのように軽くくるくると操り、早乙女さんの殺陣シーンだけでも十分おつりがくるほど見ごたえがあった。

前回の「風」では、天魔王のことよくわからなったが、今回はとても悲しい存在に思えた。

無界屋蘭兵衛(蘭丸)のことを仲間に引き入れながら、「殿(信長)が死ぬまで気にしていたのは、ずっと一緒にいた私ではなくお前だった(蘭丸)」、と心情を吐露。

その後、捨之介に贋鉄斎の剣で、鎧を全て取り払われた時、天魔王がとても弱々しくなったように感じた。

このときの、早乙女さんの自分を抱きかかえて守るような演技がとても印象的。

無界屋蘭兵衛(蘭丸):三浦翔平

美しさと強さを兼ね備えた、無界屋蘭兵衛だった。すごく素敵。

剣さばきも鮮やかで、テレビを中心に活躍されているので、まさかここまで動きがいいとは思ってもいなかった。

早乙女天魔王x三浦蘭丸の美しさと鮮やかさは、かなり見ごたえあり!

兵庫:須賀健太

まっすぐで元気でかわいくて、めちゃ好きになった兵庫。

声も良く出て、バク転もするし、ネタ系も笑えるし、最高。

極楽太夫:高田聖子

聖子さんの極楽太夫大好きー!

下手すれば肝っ玉かあちゃんになりそうなのに、そうはならずとてもいい味を出している極楽太夫。

地獄を見てきた、という納得感がすごくあるのだけれど、こういうのを「胆力」というのかな。

かなり目立つ存在だった。


そういえば前回もだけれど今回も、終演後、「楽しかった」「いやーすごかった」という声があちこちで聞かれた。

そう、髑髏城はかなり高レベル!!!

本当にいろいろな人に観て欲しいなーと思う。


『髑髏城の七人』花鳥風月
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