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髑髏城の七人season極「修羅天魔」2018年3月23日マチネ感想

2017年の「花」から始まった髑髏城の七人シリーズ。最後の極「修羅天魔」を見てきました。

今回もすごかったー!

存じ上げなかったすごい役者さんを知ることができて大興奮!

竜星涼さん、という方なんですけれど。。

もちろん天海さんも古田さんも良かったです!

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目次

修羅天魔と今までの髑髏城との違い

公式サイトにものっている情報をベースに書いているので、ネタばれはしない範囲で書いています。

公式サイトでは物語を一新、とあったので、まるっきり違う髑髏城なのかと勝手に思っていました。

でもそうではなく、流れは今までの髑髏城と基本同じだと思います。(といっても今まで3回しか観ていないですが)

違うのは、ざっくり次の点です。

  • 捨之介と蘭兵衛(蘭丸)が出ていない
  • 主人公が極楽太夫
  • 無界屋の主人は極楽太夫ではなく、夢三郎
  • 極楽太夫は狙撃手(スナイパー)という設定
  • 極楽太夫は信長に仕えていた
  • 信長の影である「天魔王」の事も、極楽太夫は知っていた
  • 狸穴二郎衛門(家康)が、極楽太夫に天魔王暗殺を依頼
  • 贋鉄斎は刀鍛冶ではなく、鉄砲鍛治

他に、season月で、沙霧(女)→霧丸(男)と変っていましたが、season極では、また沙霧が登場します。

極楽太夫が女性という事もあり、自分が観たseason風、月(上弦、下弦)と比較すると殺陣シーンは少な目、極楽太夫と天魔王との関係性をじっくり見せていたと思います。
あと、season月の特に上弦が年齢が若くて注目されていましたが、season極は、最高齢?と年齢層が高めです。

髑髏城の7人のうち5人が50代で、天海さんも50代。

天海さんは全然50代に見えないので、びっくりですが!

ネタバレなしの修羅天魔の感想

天海祐希さんの極楽太夫

あの大舞台で、セリフを吐かずただ立っているだけでも存在感がありました。

「美しい」と言葉でいうと軽くなっちゃいそうだけれど、やっぱり美しい。。。

見た目だけでなく、内側から強い意志があふれ出て、リーダー感のある捨之介のようでもあって。

戦う美しい女性でした。

古田さんの天魔王

今まで見た天魔王のように、脅したり威嚇することは皆無でむしろジェントルマン。でもそれが不気味。

怖くない人ほど怖いっていうけれど、まさにそんな感じ。

特に気合いを入れて天魔王を演じている風では全くないのに、独特の天魔王になるのはさすがだと思いました。

ここからは、ネタバレありの感想になります。



ネタバレありの修羅天魔の感想

捨之介と蘭兵衛(蘭丸)は出ていないんだけれど、今回の登場人物の中に存在していました。

  • 極楽太夫の中に捨之介と蘭兵衛(蘭丸)
  • 兵庫の中に捨之介
  • 夢三郎(夢虎)の中に蘭丸

たぶん、こんな感じだったと思います。

極楽太夫

天海さん自身が、インタビューで極楽太夫は「捨之介と蘭兵衛を2で割った感じ」と言っていました。

極楽太夫は、信長を狙撃した事がきっかけで、信長から逆に信用を得て仕えることになった凄腕の狙撃手。

信長から愛されていた存在で、これが蘭丸(蘭兵衛)っぽい。

家康から依頼された天魔王の狙撃失敗後、髑髏城へ向かっていくシーンも蘭兵衛を思いださせます。

しかし髑髏等に追われている沙霧を助けるところや贋鉄斎の弟子カンテツが作った鉄砲で天魔王を対決するシーンはまさに捨之介。

捨之介の名セリフ「浮世の義理も昔の縁も三途の川に捨之介」 も言うシーンもあり。

自分よりも仲間を想い行動する極楽太夫。天海さんのきっぷの良さや人情味あふれているところが、まさに女捨之介!といった感じでした。

兵庫

福士誠治さん演じる兵庫が、season月を見終わった後だからか、とても大人に見えました。

https://entertainmentstation.jp/174319

ここのインタビュー記事では、中島かずきさんに「もしかしたら(今回の兵庫が)一番男らしいかもしれないですね」と言われていますが、ほんと男っぽくて、おバカな所もあって素敵でした。

今までの髑髏城だと、兵庫は無界の里の極楽太夫に惚れている設定でしたが、今回は、極楽太夫が流しの遊び女という設定だったので、最初は極楽太夫に惚れてはいません。

でも、途中から好きになっちゃうんですよねー。

今までにない設定で、良かったです///

兵庫の中にも、夢虎との闘うシーンやみんなをひっぱっていく様子に、私は捨之介を感じました。

夢三郎/夢虎

そしてそして!

今回、すごい衝撃を受けたのが夢三郎(夢虎)役の竜星涼さん!!

月の下弦で、今まで名前を存じ上げなかった、天魔王の鈴木拡樹さん、無界屋蘭兵衛の廣瀬智紀さんに衝撃を受けた時と同様、こんなすごい役者さんいるんだとびっくりしました。

夢三郎は、無界屋の主人を務めている役。

男だけれど「太夫」で、これが妖艶で美しくて....

下弦で、廣瀬さんの蘭兵衛にはかなげで女性的な美しさを感じましたが、夢三郎は男性らしさも感じる、歌舞伎の女形風の美しさです。

竜星涼さん、この役が決まって日舞を習いに行ったそう。

舞台での存在感がすごくて、無界屋の主人、といった貫禄もありました。

優しくて理解のある無界屋の主人。
兵庫とは義兄弟の仲。

そんな夢三郎が二幕でまさかまさかの、天魔王の息子、夢虎だったなんて(泣)

ショックが大きすぎました。

あんなに優しい夢三郎が、ほんと下衆な人殺し夢虎にガラっと変わってしまって。今までの蘭兵衛→蘭丸の切り替わりでも、こんなに変わってしまった人、私は観ていない。(正確には夢三郎は蘭兵衛じゃないけれど)

夢虎になった後の夢三郎には、良心なんてひとかけらもなく、なんかもう前半の夢三郎、どこにいってしまったの?という感じ。

兵庫は夢三郎の男気に惚れていたから、正直、今までの捨之介と蘭兵衛の関係よりも、兵庫と夢三郎の関係がしんどく感じてしまった。

兵庫は、男の友情とか一番信じていそうですしね。。。

夢虎が信じているのは、父親である天魔王のみ。でも、天魔王に裏切られるんですよね。

夢虎が天魔王の愛を欲している姿は、今までの髑髏城の天魔王自身が信長の愛を欲しているところとシンクロしたし、

裏切られのは、蘭兵衛と天魔王の関係にも思えました。

こうやって思い返しながら書いていると、あらためて「髑髏城」という1つの話しを変えながら、シンクロさせ納得のいくように話しを回収している所に、制作側のすごさを感じます。

夢三郎/夢虎を演じた竜星涼さん。殺陣は今回が初めてだそうですが、すごい上手。腰も据わっていたし、本当に素晴らしい役者さん。

話題になったドラマのアンナチュラルにも出演されているそうで、3月24日に25歳を迎えられたそう。

今後、活躍がものすごく楽しみな役者さんです!

あと、今回、いいなあと思ったのが家康の家来である清十郎 を演じた川原正嗣さん。天海さん演じる極楽太夫の見張り役です。

極楽太夫を最初信用していなくて、距離を置いていたのにだんだん距離が近くなっていく。

そして清十郎がだんだん格好よくなっていく。

派手さはないんだけれど、男気があって立ち回りも素敵で、極楽太夫は、兵庫じゃなくて清十郎さんに惚れていそうでした。兵庫頑張れ!

おバカな髑髏等が面白い

髑髏党は敵ながらいつもおバカな感じがありますが、今回はミュージカル風で歌っちゃう髑髏党で腹筋が崩壊しました。

たぶん、レミゼのワンデイモアのパロディーをやっていました。

最後に今回のキャスト

極楽太夫:天海祐希
兵庫:福士誠治
夢三郎/夢虎:竜星涼
沙霧:清水くるみ
清十郎:川原正嗣
カンテツ(贋鉄斎の弟子):三宅弘城
狸穴二郎衛門/家康:山本亨
天魔王:古田新太

今回もすごく楽しかった!髑髏城、次は7年後かあ~


『髑髏城の七人』花鳥風月
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