【2018年】1789「バスティーユの恋人たち」。革命家たちが熱い!4月20日ソワレ感想

再演の1789「バスティーユの恋人たちを観てきました。

フレンチロックテイストの曲が最高でダンスも格好よく今回も大興奮!

2016年の初演の時は、自分も作品や曲を追うのに一生懸命だったので、あまり細かに舞台を観れなかったのですが、今回は少し余裕がありました。

1789全体的な感想

初演時と比較して、良かった点

  • デムーラン役の渡辺大輔さんの存在感が強くなっていた
  • 小池ロナンの1幕のやさぐれ感が際立っていた
  • オランプ役の夢咲ねねさんが、前回より芯の強さが出ていた

初演からの続投キャストさんの中では、上記のような違いを感じました。

そして、今回からロベスピエールにキャスティングされた三浦涼介さんが、すごく良かったです。

初演の古川さんと比較してという事ではなく(初演の時は、ロベスピエールに目を向ける余裕が私になかった)、今回の三浦ロベスピエールを観る限り、相当な熱量をもって舞台にたっているという事を、強く感じられました。

三浦ロベスピエールが観たいからDVD欲しいくらいです。

初演時と比較して、いまいちだと思った点

続投されていたキャストさん数名が、「あれ??この人の歌ってこんなものだっけ・・・?」と感じられてしまいました。

初演の時は、歌が上手と感じた方ばかりで、(参考:2016年1789「バスティーユの恋人たち」の感想)一体どうしたんだろう。

1789「バスティーユの恋人たち」一部キャスト感想

2018年4月20日ソワレキャスト


ロナン・マズリエ:小池徹平
オランプ・デュ・ピュジェ:夢咲ねね
マリー・アントワネット:凰稀かなめ
ソレーヌ・マズリエ:ソニン
ロベスピエール:三浦涼介
ダントン:上原理生
デムーラン:渡辺大輔
フェルゼン:広瀬友裕
ラマール:坂元健児
アルトワ伯:吉野圭吾
ペイロール:岡幸二郎
シャルロット:田島凛花

ロナン・マズリエ:小池徹平

1幕の印象が初演時と変わった、と思いました。

パリへ出てきたばかりの頃の、飢えと身分差別への怒り。

この感情が特に目に出ていて、舞台の上で目だけギラギラぎらついていました。

セリフがなくても顔だけでこんなに表現できるものなの?と、思わず息をのむくらい。

怒りとやさぐれ感の強さは、初演の時はここまで印象に残っていなくて、この後に続く革命への流れが、よりスムーズに理解できました。

フランス革命は「人間は身分にかかわらず平等である」という尊厳を勝ち取った革命ですが、ロナン自身も王太子の教育係のオランプと出会ってからも、決して農民という身分を卑下することなく、誇り高いのが印象的。

誇り高くても、背伸びすることはなく等身大の青年として革命に立ち向かう、「名もなき一青年」という役が、とても素晴らしかったです。

オランプ・デュ・ピュジェ:夢咲ねね

初演時のねねさんは、ぽわーんとしてそれはそれは可愛らしい印象でしたが、今回は可愛い印象を残しながらも、王太子の養育係、王妃様付きの侍女という、責任感が感じられ、以前より芯の通った素敵なオランプでした。

私は歌が上手な役者さんが好きなので、この点で考えると、正直、ねねさんの歌唱力はうむむ・・・な部分があります。

でも、それを大きく上回る魅力がねねさんにはあって、本当に大好きなオランプ。

宝塚のトップの娘さん役だっただけあって、たおやかで優美な所は、思わずため息がでちゃう。

あと、表情がすごく可愛い。

素直で思っていることが全部顔に出ちゃうオランプで、舞台で一緒にはらはらしちゃうし、坂元さんラマールとの掛け合いは面白いしで、今回のオペラグラスはねねオランプ登場時に一番使ったかなーと思います。

ダントン:上原理生

安定の上原さんダントン。

もともと歌が抜群に上手で低音が素晴らしい方ですが、大勢出ているシーンでもよく伸びて、本当に素晴らしかった。

パレ・ロワイヤルでは、田島凛花ちゃんシャルロットの高音ボイスと上原ダントンの低音ボイスが、躍動感にあふれ耳も目も楽しく幸せでした。

デムーラン:渡辺大輔

最初に書きましたが、渡辺デムーランの印象が変わりました。

前回は、人の良さが印象的でしたが、今回は革命を支える強固な柱として、印象が残ったデムーランでした。人の好さはそのまま残しながらも、力強さが初演とは違う!

これはツイッターでも話題にしている人が多く、歌い方が変わったからみたいです。

ロベスピエール:三浦涼介

そして今回、1番印象に残ったのが三浦ロベスピエール!

お顔が美しい分、綺麗、という印象が先に来てしまうのですが、そんな感想を残すのが失礼にあたるのではないかと思うほど、素敵なロベスピエールでした。

特に心に残っているのが、演技の細かさ。

月桂樹(革命の緑の葉)を見つけるしぐさ、
革命に行く前の恋人(?)との熱烈なダンス
人々を鼓舞するシーン

ひとつひとつのしぐさが、役者としての動きではなく、うまく言えないのですが、ロベスピエールとしてこの舞台に生きようとしている気持ちがあふれているように感じました。

そして、最後のシーンでは、他の革命家たちが遠くを見るような感じで過ごしているところ、一人顔をゆがめて嗚咽していて、

ロベスピエールに、この革命が与えた影響・・・というものを考えざるえませんでした。

優しさと熱さをもったロベスピエール。だからこそ、後々恐怖政治を行っていくロベスピエールというものを、この三浦涼介さんという役者さんでぜひとも観たいと思いました。

演技だけでなく、ダンスもきれっきれで素晴らしいし、綺麗なお顔なのに低音ボイスで素敵。

は~素晴らしくって、映像で堪能したい。

ラマール:坂元健児

今回の感想の最後には、サカケンさんを。

初演の時も思ったけれど、ほんと~に間合いのとり方含めて演技が上手。声もとても通るし、サカケンさんラマール無くして、この舞台は成り立たないと思います。

1789はキャストが多いからその分、楽しいけれど、下手すると広がりすぎてわちゃわちゃしそうなところを、サカケンさんが、ギュッとうまくまとめてくれている気もします。

おまけ:ロビーの装飾がおとなしめになった?

初演時は、帝劇ロビーの天井から各Wキャストさんの垂れ幕が、ロビー奥まで続いていたのに、今回は全体集合写真だけ。。

初演の垂れ幕↓このWキャストさんのものが無くなっちゃった。

ちょっと華やかさが減って残念な気が。予算の都合なのかしら。

バーンと、ロビーも華やかな方が気持ちが盛り上がるから復活してくれるといいなーと思いました。

私の次の1789の観劇予定は、5月。舞台がどう進化しているか楽しみ!