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4stars東京(ラミン、シエラ、シンシア、城田)2017年12月27日マチネ感想

今年最後の観劇になる4starsを観に、東京国際フォーラムへ行ってきました。

私が「世界レベル」と書くと薄っぺらくなってしまうけれど、なんかもう凄かった....

たぶん、公演始まる前から「4starsを絶対観に行きたい!」と思っている人は、

  • 2013年の4starsを観てすごく良かったという人
  • オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドンのDVDまたはBDを観て、お!あのファントムとクリスティーヌ役の方が来るんだという人(←私があてはまる)
  • 城田優さんが好き
  • 城田優さんが出るなら、エリザベートやロミジュリ歌ってくれそう

こんな方たちなのじゃないか~と思います。

でも、上記に当てはまらなくても、ミュージカル好きな人なら圧巻のパフォーマンスに心から楽しめるはずだし、普通に音楽を聴くのが好き、という人にも強くおすすめできる内容です。

4starsの曲やセリフ(英語だから)知らなくても、歌唱力やパフォーマンスで世界に引きずり込まれる内容で、あという間の2時間半でした。

目次

4starsとは?

最初に結成されたのは4年前の2013年。

4人のスターによって行われるミュージカルコンサートです。

2017年の出演者は次の4名。

  1. 「オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン」でファントム役を務めたラミン・カリムルーさん
  2. 同公演でクリスティーヌ役を務めたシエラ・ボーゲスさん
  3. 2016年のトニー賞でミュージカル主演女優賞を受賞したシンシア・エリヴォさん
  4. 城田優さん

・・・

ん?城田優さん?

世界レベルで凄い方3名+城田優さん

と思うじゃないですか。

城田さんは歌がじょうずな方ですが、(城田さんのトート大好きです)、観る前は、他の3名の方に圧倒されちゃうじゃないかと思っていました。

でも、城田さん凄く良かった!全然負けてないの。

4starsのセットリスト

アルファベット順
梅田劇場のHPを参照

曲名(英語) 曲名(日本語)
Another Day of Sun / LA LA LAND アナザー・デイ・オブ・サン 『ラ・ラ・ランド』 シエラ・ボーゲス & 城田優
Anthem / CHESS アンセム 『チェス』 全員
Beauty and the Beast / Beauty and the Beast 美女と野獣 『美女と野獣』 シンシア・エリヴォ & 城田優
Die Schatten werden langer / Elisabeth 闇が広がる 『エリザベート』 ラミン・カリムルー & 城田優
Empty Chairs at Empty Tables  Les Miserables カフェ・ソング 『レ・ミゼラブル』 ラミン・カリムル―
I Could Have Danced All Night / My Fair Lady 踊り明かそう 『マイ・フェア・レディ』 全員
Ich gehor nur mir / Elisabeth 私だけに 『エリザベート』 シエラ・ボーゲス
I’m Here / The Color Purple アイム・ヒア 『カラー・パープル 』 シンシア・エリヴォ
J'ai Peur / Romeo and Juliette 僕は怖い 『ロミオ&ジュリエット』 城田優
Kiss of the Spider Woman / Kiss of the Spider Woman 蜘蛛女のキス 『蜘蛛女のキス』 城田優
Losing My Mind/Not A Day Goes By / Sondheim on Sondheim ルージング・マイ・マインド/ノット・ア・ディ・ゴーズ・バイ 『ソンドハイム・オン・ソンドハイム』 シンシア・エリヴォ & シエラ・ボーゲス
Muddy Water / Big River マディー・ウォーター 『ビッグ・リバー』 ラミン・カリムルー & 城田優
My Favorite Things / The Sound of Music 私のお気に入り 『サウンド・オブ・ミュージック』 シンシア・エリヴォ & 城田優
Neverland / Finding Neverland ネバーランド 『ファインディング・ネバーランド』 ラミン・カリムルー
Part of Your World / The Little Mermaid パート・オブ・ユア・ワールド 『リトル・マーメイド』 シエラ・ボーゲス
Take Me to Heaven / Sister Act 天国へ行かせて 『天使にラブ・ソングを』 シンシア・エリヴォ
The Color Purple / The Color Purple カラー・パープル 『カラー・パープル』 全員
The Music of the Night / The Phantom of the Opera ミュージック・オブ・ザ・ナイト 『オペラ座の怪人』 ラミン・カリムル―
Where Did The Rock Go / School of Rock ウェア・ディッド・ザ・ロック・ゴー 『スクール・オブ・ロック』 シエラ・ボーゲス
Wishing You Were Somehow Here Again / The Phantom of the Opera 墓場にて 『オペラ座の怪人』 シエラ・ボーゲス

ここに載っていないけれど、12月27日の公演では次の曲も歌ってくれていました。載っていない作品はまだあるかも。

レミゼラブル 『彼を帰して』byラミン・カリムルー
ムーランルージュ『ログザンヌ』by城田優

4starsの感想

全体的なこと

最初に城田優さんのMCがちょこっと入り、あとは曲だけで進行します。

ず~っと歌を聞いていられるというものすごく贅沢な内容です。

4名のパフォーマンスに加え、オーケストラが舞台に上がり、ピアノを演奏している音楽監督のフレッド・ラッセンが指揮をとる様子が客席からもばっちり見えます。

フレッドさん、ピアノと電子ピアノ?、2台を弾きこなしながら、楽譜をめくり、オーケストラの指揮をとり、歌手の呼吸を確認し・・・と大忙し!

でも、終始ニコニコですごく楽しそうにしていらっしゃるから、こちらも嬉しくなっちゃう。

その他、4名のプロダンサーの方も入り、とても豪華な内容です。

シエラ・ボーゲスさんが可愛すぎる

誰から最初に書こうか迷ったのですが、可愛くてツボ過ぎたシエラ・ボーゲスさんから。

「オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン」で、歌姫のクリスティーヌ役を演じられていた方です。

今回の4starsでは、最初の方で、リトルマーメイドの「パート・オブ・ユア・ワールド」をうたっているのですが、可愛らしいディズニープリンセスがぴったりな歌声。

美しいソプラノの持ち主で、オペラ座の怪人のクリスティーヌを歌うとドラマチックに聞こえるのに、リトルマーメイドでは、あどけなさが出るという、変芸自在ぶり。

そのちょうどミックスされた感じだったのが、エリザベートの「私だけに」でした。

高音で歌い上げてすごいのですが、日本語で歌ってくれたおかげで、言葉にちょっと舌足らずさが出て、すごいのに可愛い。可愛いのにすごい。シエラ・・・可愛すぎるよ・・・どうしよう・・・となってましたw

それにしても、オペラ座の怪人の「墓場にて」は、さすが。シエラの情感とそれを表現できる歌声に鳥肌が立ちました。

シエラ・ボーゲス

1982年生まれアメリカ生まれ。アメリカブロードウェイ、イギリスウエストエンドで活躍。
声域はソプラノ。
主な出演
リトルマーメイド/アリエル、オペラ座の怪人、オペラ座の怪人25周年記念公演、ラヴ・ネヴァー・ダイズ/クリスティーヌ

シエラは、2012年に「レベッカ」の「私」役に、出演予定があったけれど、開幕日程がキャンセルされていたんですね。。。。シエラの美しいソプラノは「私」にぴったりなのに残念。

これがファントム!ラミンカリムルー

「オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン」でのファントム役、「レ・ミゼラブル25周年記念コンサート」のアンジョルラス役の方です。

ロンドン公演のファントム観た時は、最後泣いちゃいました。ラミンさん歌も上手だけれど、表情豊かだから、感情移入してしまう。

2017年の4starsでは、オペラ座の怪人から「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」を歌唱。

その1つ前の、シエラが「墓場にて(オペラ座の怪人」を歌っている時から舞台に登場していて、すでにクリスティーヌを見守る怪人という演出でした。

ミュージック・オブ・ザ・ナイトは曲調も歌詞も幻想的ですが、ふわっとしたところと、地底から響くような力強さを感じさせる圧巻の歌!

ラミンが歌うと、オペラ座に限らず情景が浮かんじゃう。

レミゼのバルジャンが歌う「彼を帰して」、マリウスが歌う「カフェソング」、ファインディングネバーランドの『ファインディング・ネバーランド』。

世界観が出るというか(語彙力が...)、暗闇や広がりが見えるというか、役者が歌う歌なんだな~という感じ。その役者さんがめちゃ歌うまだからすごい。

レミゼは私が作品知っていることも大きいけれど、ファインディング・ネバーランドに関しては、映画は知っているけれど、どの場面で歌っているのか知らないし、それでも世界が広がっていくようなイメージが持てました。

ラミンさん自体の存在感はあるけれど、すごくいい意味で存在感を消しちゃえるくらいの演技力のある歌い方なのかも。

一つ、ラミンさんが歌っている~!と思えたのが、城田さんとの「闇が広がる」。

個人的に大好きな曲でこの曲無くしてはエリザベートとは言えないと思っているので、イントロが流れた瞬間、緊張で身体が硬直したくらい。

日本のトートは城田さん含めて綺麗な歌い方をしている人が多い気がしますが、ラミンはもっと「うぉ~」という感じでギラギラ系。

ラミンのおっきいおめ目が、城田さんをとらえ、あのおっきい城田さんが怯えたウサギちゃんに見えた...

闇が広がるは、トートもルドルフも観たいし、本当に1回では全然物足りない!

ラミン・カリムルー

1978年イラン生まれ。ロンドンを本拠地とし、ブロードウェイでも活躍。
主な出演
オペラ座の怪人、オペラ座の怪人25周年記念公演、ラヴ・ネヴァー・ダイズ/ファントム、レ・ミゼラブル/ジャン・バルジャン、レ・ミゼラブル25周年記念コンサート/アンジョルラス、エビータ/チェ

圧巻すぎるシンシア・エリヴォさん

シエラとラミンの二人で十分すぎるほどすごいんだけれど...

シンシアさんは、別次元(((((((((´ω`))))))))))

シンシアエリヴォさんがすごいすごい・・というのは、散々ツイッターでも流れていましたが、

東京国際フォーラムCの会場が、ものすごく狭く感じました。国際フォーラム全体を突き破って、外に飛び出していきそうな歌声。

大迫力の歌唱力なんだけれど、声自体は可愛らしくて、歌い出しが、ちっちゃい子供のように感じられる時もあって、爆裂した歌唱力と繊細な表現との差がとても心に残りました。

始めて聞いた曲で英語で何をいっているかわからなかったけれど、涙出ちゃった曲もありました。あれはなんだったかな...

10cm位のピンヒール履いて、イナバウアーのような体勢をとったりと、身体能力も段違い。

シンシア・エリヴォ

1987年イギリス生まれ。
主な出演
カラーパープル/セリー、シスターアクト/デロリス

泣けた!良かった!城田優さん

何度もいうけれど、他の3名に全然負けていなかった。すごく上手だった!

個人的には、闇が広がるでルドルフ役をやってくれたのがとても嬉しい。

トートももちろん良かったけれど、追いつめられる役が城田さんにすごく合っている気がw

あと、モーツァルトの「僕こそミュージック」はなんだか涙が出ちゃいました。なんでだろう。

曲の美しさと、城田さんの嬉しそうに全身を使って歌っている姿かな。

今回のプロモーションは城田優さんの努力無くしては実現しなかったし、ご本人はパフォーマーとしても最高だし、本当にありがとう。

城田 優

1985年日本生まれ。
主な出演(舞台)
エリザベート/トート、ロミオとジュリエット/ロミオ、ディボルト、ファントム/ファントム、テニスの王子様/手塚国光

とても贅沢で素敵な舞台。最後の観劇を素敵に締めくくれました。皆さんありがとう~♡

国際フォーラムでは、来年の戌年にちなんで、パグのツリーが飾ってありました。

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