ウエストエンド版キンキーブーツ(Kinky Boots)を鑑賞してきた@丸の内ピカデリー

松竹で劇場公開されているWE「キンキーブーツ(Kinky Boots)」をみてきました。

3月頭から各地で公開されており、自分が行ったのは3/26(金)公開開始の丸の内ピカデリーです。

開演前にチケット発券しようと映画館へ訪れたら長蛇の列ができていて驚きました。

後から知ったのですが、ピカデリーでキンキーブーツプレスシートを限定で配布することになった為、行列になっていたようです。

本来はマスコミ用資料だったものを特別に頂けるとのこと。

非売品のため、転載及び複製、コピーは厳禁。

内容はA4見開きの薄いパンフのようなもので、作品やキャスト、スタッフ紹介が掲載されています。※主演2人(マット・ヘンリー、キリアン・ドネリー)、脚本(ハーヴェイ・ファイアスタイン)、音楽作詞(シンディ・ローパー)

感想

やっぱり素敵な作品だな~

愛と受容がテーマの優しい物語。

何度も、日本の三浦春馬さんローラや小池徹平さんチャーリー、そしてソニンちゃんローレン、勝矢さんドン、ひのあらたさんジョージが頭をよぎることがあったけど、UK版も最高でした。

役者さんも良いけど、お客さんも素敵。

エンジェルスが出てくるたびに拍手喝采。

自分も含めて日本人は大人しいので、欧米の盛り上がり方がちょっと羨ましい笑

お、と思ったのは、

差別される側ではなく、差別しているドンたちを客席が笑うところ。

日本だと女装を笑う人がまだ多いと思うけど、UK版では「差別するお前がダサいぜ」と、差別する側に笑いが起こる。

私たちもこっちの感覚が普通である世界になれば良いなと思いました。
 

ローラ役のマット・ヘンリーさん。

とてもダイナミックでチャーミングなローラです。

一方、父親の理想の息子になれなかった・・・とローラとチャーリーが歌う「Not my father’s son」では、サイモンとして非常に繊細な表情をみせます。

映像化してくれて嬉しいのは、心の芯をのぞかせるような繊細なシーンに、表情をアップしてくれること。

より気持ちが迫ってくるようにかんじます。

父親が入居している老人ホームで歌う「Hold Me in Your Heart」は、三浦春馬さんのローラと比べると、かなりダイナミックに歌っているようにみえました。

自らを鼓舞しているように。

自分の内側に語り掛けるような繊細な春馬さんの「Hold Me in Your Heart」もとても素敵だし、マット・ヘンリーさんのこの曲も素晴らしかったです。

 
チャーリー役のキリアン・ドネリーさん。

「不器用な普通の人」が恐ろしく素晴らしかったです。ヒゲもじゃでむきむきなのは、どうやら同時期レミゼのバルジャン役を演じていたようです。

お父さんの会社引き継ぐのはそもそも自分の意志じゃないし、やる気なんて出ないけど、どうにかしなくちゃいけない…と訴えるような死んだ目 笑

自分を奮い立たせ、今までにないやる気を出せば、従業員がついてこない。

カリスマリーダーとは正反対にいるような人物です。

先週みた庵野秀明監督の「プロフェッショナル 仕事の流儀」では、こだわりすぎて現場を振り回すも、スタッフがついていく庵野監督の姿が描かれていましたが、これは天才だから現場が混乱してもみんなついていくわけで、通常はチャーリーのようなカリスマ性のないリーダーがめちゃくちゃやれば、現場の心は離れていきます。

でも、そこの落としどころが、キンキーブーツでは「愛と受容」なんですよね。

ドラァグクィーンのローラが受け入れられず、何かとつかかっていたドンがローラにあるがままを受け入れてと言われ、

ローラだけでなく、弱くてダメなチャーリーも受け入れる。

そして、きつい言葉をなげつけたチャーリーを工場のみんなも受け入れ、ミラノに出展するために頑張ってブーツを仕上げる。

この流れが改めて素敵だなと思いました。

 
ローレン役のナタリー・マックイーンさん。面白くて可愛い。

ローレン役は、BWも日本版(ソニンちゃん)も、今回のWEのナタリー・マックイーンさんも、声質が似ていると思うのだけど、似たような声の人が選ばれているのかしら。

今回のウェストエンドの舞台収録版は、DVDとブルーレイで発売されるようです。

日本で発売されるのか、日本語字幕がついたものが出るのかは未定ですが、ブルレイ欲しいな。

 
なんか、どうしても色々なことを考えてしまうけど、

たぶん全世界どのカンパニーのローラも全員素敵で、愛をいっぱいくれるローラが近くにいたら絶対大好きになっちゃうと思う。

春馬さんのローラの愛も私たちはいっぱい受け取っていて、今もこれから先も、春馬さんローラの愛は無限に愛を与え続けてくれる存在、と思う。