【2016年初演】1789「バスティーユの恋人たち」の主要キャスト感想(小池/加藤/神田/夢咲)

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帝劇で公演されている1789「バスティーユの恋人たち」の2回目に行ってきました。

1回目の公演を見て、
「ロックテイストからメロディアスな曲まで幅広い!」
「ダンスの迫力すごい!」
「登場人物のキャラがたっていて、どの場面も面白い!」
と、大興奮!

フランス版のライブDVDをアマゾンで取り寄せ、復習はばっちり!のはず。

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尚、私が購入したのは、「1789:Les amants de la Bastille(バスティーユの恋人たち)」の他、「太陽王~ル・ロワ・ソレイユ~」「ロックオペラ・モーツァルト」と3作品が入ったセット。

3作品ともAttia DoveとAlbert Cohenがプロデュースしたもので、

「ロックオペラ・モーツァルト」は過去に、山本耕史さん/中川晃教さん主演で上演。

「太陽王~ル・ロワ・ソレイユ~」は宝塚で上演されています。

3作品とも曲が大変格好よく、3作品セットだと信じられないくらい安かったのが購入理由ですが、もちろん「1789:Les amants de la Bastille(バスティーユの恋人たち)」だけでも購入可能です。

3 grands spectacles : 1789, les amants de la Bastille + Mozart, l'opéra rock + Le Roi Soleil
3 grands spectacles : 1789, les amants de la Bastille + Mozart, l’opéra rock + Le Roi Soleil

注意:DVDは輸入盤なので、日本で売っているDVD/ブルーレイプレーヤーでは再生できません。私は、パソコンで見ています。

 

さて、2016年は、1789を帝劇の2公演のみ観劇。すべての主要キャストを見られたわけではないのですが、自分が見た範囲で感想と見所をまとめています。
 

こちらは、東宝から出ている『1789 -バスティーユの恋人たち-』プロモーション舞台映像

 

2018年の感想はこちら↓
【2018年再演】1789「バスティーユの恋人たち」キャスト感想(2016年&2018年比較)

ロナン・マズリエ(主人公)

ダブルキャスト:小池徹平、加藤和樹

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MEMO
主人公の農夫ロナン。父親を国王の臣下ペイロール伯爵に殺され、それを機にパリへ向かう。パリで革命家たちと出会い、革命活動に参加。

フランス版のロナンはあまり目立たず、歌うナンバーもそこまで多くはありません。でも日本のロナンは主役だからか?オリジナルでは他の革命家が歌う曲もロナンが結構歌っています。

小池徹平ロナンの感想

歌がびっくりするほど上手~!

テレビで活躍している俳優さんだったんで、実はそこまで期待していなかった(スミマセン)…でもめちゃうまかったし声量が半端なかった。

元々歌唱力があるのだと思います。そこからさらに積み上げられてこられたんだろうな。歌詞もセリフも聞き取りやすく、身のこなしも軽やか。

小池徹平さんの解釈なのか、元々の持っている性質なのかわからないのですが、貧しくてつらい境遇の中でも明るく未来に希望を見出しているロナンでした。

ロナンはパリに出てから、階級でいえば同じ平民のロベスピエールたち革命家に出会うのですが、彼らは学校に通う余裕もあったプチ・ブルジョワ。

対してロナンは農民の家に生まれ、貧しくいつも飢え、学もない。

でも、そんな自分を卑屈に思わず「俺だってすごいんだぜ!どや~」って生意気な所がかわいらしさを感じるロナンでした。

加藤和樹ロナンの感想

明るい徹平ロナンに対して、無骨で不器用で、一緒に闘う革命家たちに対して悔しさや葛藤が強く出ていたロナンでした。

小池ロナンが<陽>のロナンなら、加藤ロナンは<陰>のロナン。

卑屈感がきわだってた。

ずっと苦しんで生きていたんだろうなぁ…というのが見て取れ、加藤ロナンを思うと泣けるくらい、そのくらい可哀想だった。

加藤ロナンは歌も上手だったと思います…←しかしなぜか記憶ない。

歌よりも、農民らしい少し背をかがめた動きや劇中の葛藤した表情が印象的で心に残っているんですよね。

ちなみに「農民らしい動き」は演出の小池先生から指導が入ったようです。(姿勢よくきびきび歩くのはイメージじゃないそう)

あ、農民らしい動きをしていましたが、フェルゼンとのアクションシーンでは身のこなしが素早く、さすが仮面ライダーに出演されていた役者さんです。

私は、曲や歌でミュージカルを見たいタイプですが、歌の記憶がないのに加藤ロナンが忘れられなくて、もう1回見たかったなぁ…と思っています。

それにしても小池ロナンと加藤ロナン、同じ役柄なのに作品自体が違う印象に。

これぞダブルキャストの醍醐味!

オランプ・デュ・ピュジェ(ロナンの恋人)

ダブルキャスト:神田沙也加、夢咲ねね

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MEMO
王妃マリーアントワネットに仕える侍女。王妃への忠誠心とロナンへの恋心に揺れる。父親はバスティーユ監獄で火薬庫を管理している。

神田沙也加オランプの感想

芯が強く一本気のあるオランプの印象でした。

キリっとしたオランプ☆

のちに革命に参加するロナンと恋に落ちるオランプですが、彼女が仕えるのは王妃で革命家にとっては敵にあたる人物。

ロナンと王妃の間で揺れる心。しかし沙也加オランプは、王妃に仕えている時はどこまでも王妃に尽くす、と固く決意しているのが伝わる侍女でした。

しかし王妃に「愛する人の元にお行きなさい」と言われ、

ロナンの所へ行ってからは、「ロナンとどこまでも生きていく」と心に決め、

自分の判断を信じ自己責任で強く人生を歩んでいくような女性でした。

そういえば、去年の11月に公演のあったダンスオブヴァンパイアでサラ役の沙也加さんを見ましたが、この時も「強い女性」を感じました。

ご本人の個性なのかな?

歌は沙也加さん、本当に上手で透き通った歌声が綺麗でした。

夢咲ねねオランプの感想

ほわ~んとした感じのオランプかなぁw

とても可愛かったです♡

沙也加オランプほど凛としていない…でも常に一生懸命なのがひしひしと伝わってきまました。

ここは不器用で壁によくぶちあたるロナンに通じるものがある気がします。

で、お茶目。オランプはコミカルな部分もちょこっとあるのですが、ここの演技はねねオランプの方が私は面白く感じられ、好みでした。

ねねオランプ可愛くて、私が男だったら惚れるわーと思ったり、

でも嫁にするならしっかりものの沙也加オランプがいいな、とどうでもよい妄想をしたりして…

マリー・アントワネット

ダブルキャスト:花總まり、凰稀かなめ

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MEMO
断頭台で処刑されたルイ16世の妻、フランスの王妃。フェルゼン伯に惹かれつつ、最後はルイ16世と運命を伴に。

花總まりアントワネット

私、残念ながら花總まりさんのアントワネットを見られませんでした(泣)

ツイッターを見ると、絶賛する意見が多く見たかったな~

マリーアントワネットの登場シーンに大がかりなセットが使われ、花に埋もれたように見えるアントラネットがゴージャスで「おぉ!」となるのですが、花總まりさんのイメージにぴったりな気がします。

凰稀かなめアントワネットの感想

華やかで女王らしく、情もあり素敵なアントワネットでした。

私は宝塚の舞台を見た事が無く、初見の宝塚出身の女優さんには身構えてしまう所があります。(エリザベート役で、ん??と思った事が何度かあり)

今回も上手なんだろうか…ととても失礼な事を考えていたのですが、

歌上手!

かなめさんのアントワネットには「お仕えします…!」とひれ伏したくなるほどの威厳も感じました。

注意
凰稀かなめさんの歌については、2018年再演ではちょっと違う感想になっています。

アントワネットは最初の登場シーンで彼女の贅沢好きな部分を、フェルゼンとの密会シーンで恋する女性を強く印象付けていましたが、

劇の最後の方では、母親としての愛情、女王としての努め、そして享楽的に生きてきた自分自身の罪に目覚めていきます。

その部分がよく表れているのが、「神の裁き(Je Vous Rends Mon Ame)」。

取り巻きだったポリニャック夫人が去り、侍女のオランプをロナンの元へ行かせた後に、アントワネットが一人しっとりと歌う曲です。

フランス版の方はかわいらしい声をされていますが、凰稀かなめさんは慈悲深い声で歌われていて、

多くの苦労を味わったけれども全てを受け入れていく人間アントワネット、というのを感じられました。(上に置いた you tubeの3:10~の所です。)

女王役の威厳、優しさ、たおやかさ、こういうのは宝塚の舞台で培われてきたんだろうな~と思います。宝塚では男役だったそうですが、美しく慕わしいアントワネット様でした。

革命家3名

古川雄大(ロベスピエール・写真真ん中)、上原理生(ダントン・写真右)、渡辺大輔(デムーラン・写真左)
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マキシミリアン・ロベスピエール

MEMO
革命指導者の一人で、のちの恐怖政治を起こす人。1789劇中ではロナンたちと熱く革命に燃える戦士として描かれている。

古川雄大ロベスピエールの感想

やばいくらいの美男子さん。写真の真ん中の方です。

1階の補助席に座っていた時、ここの席は後ろが通路で2幕の冒頭で出演者たちが一斉に真後ろを歩いてくれる・・・

という美味しい席ですが、古川ロベスピエールを超間近で見て、美男子過ぎてたまげました…っていうか、美少女っぽい!

美しすぎる顔で、冷たい表情が似合う感じ。1789劇中ではあまり見せる表情ではないんですが(^^;

多くの人を断頭台送りにしたロベスピエールにある意味、ぴったりかも。

1789の曲は、耳に心地よいポップス系の曲に加え、骨太ロックの曲もあり~で全く飽きさせないのですが、2幕でロベスピエールが歌う「 誰の為に踊らされているのか?(A quoi tu danses )」は、ロックでめちゃ格好いい曲。

それを美男子ロベスピエールが歌って踊るわけですよ…やばい。(上においたyou tubeの1:36~の所)

古川雄大さんはダンス経験が豊富らしく、動きがキレッキレ。あと私が20歳若かったら追っかけしてたかも…

個人的に古川雄大さんのトート閣下(エリザベート)を見てみたいですが、声がちょっと細いかな?

もう少し年をとったらちょうどいいのかも。ビジュアル的にとても美しいトートになると思うので、いつか!

ジョルジュ・ジャック・ダントン

MEMO
革命家の一人。1789劇中ではロナンの妹、ソレーヌと恋仲。

上原理生ダントンの感想

フランス版のダントンも上原ダントンも恰幅が良く威勢の良いお兄さん!明るくムードメーカー的な存在。

ダントン初登場は、パレ・ロワイヤルでちびっこシャルロットと一緒のシーン。

大きいダントンとちびっこシャルロットのコンビが可愛くて、またパレ・ロワイヤルの曲が良くて、1789の中でも最も好きなシーンの1つです。

上原さんの声、低くて力強くすごく良いと思うのでもうちょっとダントンの曲欲しかったなー・・・

と思ってたら、芸大の声楽家出身!確かにオペラでも行けそうな声でした。

カミーユ・デムーラン

MEMO
革命家の一人。パレ・ロワイヤルで「武器をとれ」と演説し、パリ市民に革命を促した。

オリジナルのフランス版だと、サ・イラ・モナムール(Ca ira mon amour)や、街は我らのもの(La rue nous appartient)などビッグナンバーでデムーランがメインっぽく歌っているのですが…

日本版ではロナンが歌っています。

主役を際立たせたいのかな?とも思うのですが、そのせいかデムーランの存在がやや薄めに感じました。日本版でデムーランがメインで歌う曲あったっけ…?

・・・と思ったら、「武器をとれ」という曲がありました。こちらは仏版にはなく新曲のようです。

渡辺大輔デムーランの感想

ロナンに対する同情心が強く、人の良さがにじみでた優しい印象のデムーランでした。

革命家3人の中で一番育ちが良さそうで、無意識にロナンや貧しい人たちを傷つけるタイプ(笑)。

再演で渡辺デムーランをまたしっかりみたいなぁ…そしてデムーランのナンバーも増やしてほしい。

1789劇中に、デムーランの婚約者リュシルも登場していますが、実際にこの二人は結婚し、ロベスピエールが2人の子供の名付け親になります。

でも、ロベスピエールはこの2人を断頭台に送るんですよね。

実際の歴史が凄まじすぎて、革命家たちのミュージカルも見てみたい…

ソレーヌ・マズリエ(ロナンの妹)

ソニン
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MEMO
主人公ロナンの妹。父親を殺された後パリへ出て娼婦に。兄ロナンとパリで再開し、その後カフェで働くようになる。ダントンの恋人。

ソニン ソレーヌの感想

父親を殺され、パリで身を立てていくためには娼婦として働くしかなく、怒り、悲しみ、絶望を味わいつつも、しかし人生に闘いを挑み続ける女性像が最高でした。

ソニンちゃん、ものすごい熱量で1曲1曲ごと、歌からも動きからもこちらの魂をも奪っていく感じ。

熱い役が似合う役者さんだと思うので、ソレーヌはめちゃ適役!

パリで食べ物が無く、女たちがパン屋を襲うシーンの先頭にたって歌う「世界をわが手に」のソレーヌが、胸をどんと叩いて自分を鼓舞し格好よく男前でした。

恋人のダントンはのちに殺されるので、父、兄、恋人を失うソレーヌの事を思うと可哀想でならない…

でもつかの間でいいから幸せでいて欲しいと願わずにはいられません。

国王側にいる濃いキャラ3名

吉野圭吾(アルトワ伯・写真真ん中)、坂元健児(ラマール・写真左)、岡幸二郎(ペイロール・写真右)
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シャルル・アルトワ伯

MEMO
ルイ16世の弟。劇中では兄の失脚と自ら王位につくことを望む。

吉野圭吾アルトワ伯の感想

圭吾さんのヘアスタイル、華やかであでやかで、もうこのままアントワネットを演じられるのではないかと思えるほどw

怪しげな雰囲気を出すのが圭吾さんは得意だと思うので、影でオランプを手に入れようとしたり秘密警察を使ったり、裏工作しているアルトワ伯にぴったり!

アルトワ伯が歌う「私は神だアポロンだ~」は、1回目の観劇に比べて2回目の方がもっと伸びやかで役にハマっているように感じました。だんだんのってきたかな?

アルトワ伯の衣装は黒い生地にシルバーの刺繍と高貴でありながらも派手ではない…にも関わらず、吉野圭吾さんに華があるので、舞台上にいるとつい目を追ってしまいます。

オーギュスト・ラマール(秘密警察)

MEMO
アルトワ伯配下の秘密警察。オランプの事が大好き。

坂元健児ラマールの感想

サカケンさんのラマールがいなかったら1789の魅力が3割減るかも…というくらい、劇のテンポを上げて笑いを起こす重要な役割をこなしています。

1789初回見たとき、「曲もストーリーも最高。でもサカケンさんが全部持っていったw」と思ったくらい。

アルトワ伯がオランプを手に入れようと催眠術をかけると、それにいちいちひっかかるラマールが面白くてつい声をあげて笑ってしまいました。

ノリの良さはセンスが必要だから、相当重要な役のはず。で、サカケンさん歌もうまいからラマールに選ばれたのも納得!

1789、再演があればラマール劇場ができるんじゃないかしらー。

ラザール・ペイロール伯爵

MEMO
国王に仕える貴族将校。税の取り立てに行った農村でロナンの父親を撃ち殺す。

岡幸二郎ペイロール伯の感想

国の為に、決まりの為に厳しく平民を取り仕切る役。

鞭ビシバシ使ってロナンには焼きゴテあてて拷問するし、なんだか嬉しそうだし、

もしやペイロールの趣味か!?と感じられたりするのですが、岡ペイロール様だと格好よくなる不思議。

 
ペイロールを見ていると、岡さんが演じたレミゼのジャベールを思い出します(己を信じ相手を追い詰めていく様子など)。

でもペイロールはジャベールと違ってやっぱり変態入っているなー。

大変格好いい役です!

 
 
好き勝手書いてしまいましたが、早くまた見たいので、東宝さん、1789の再演お願いします~!

帝国劇場には、熊本地震被災者の方への出演者によるメッセージもありました。
被災地の早い復興をお祈りします。

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1789バスティーユの恋人たちを、歴史に疎い友人と行ったので軽くフランス革命をおさらい 【2018年再演】1789「バスティーユの恋人たち」キャスト感想(2016年&2018年比較)

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