帝劇コンサートWOWOW放送予定!Bプログラム感想など

2020年8月帝国劇場へ「THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE」=帝劇コンサート(帝劇コン)のBプログラムを観に行きました。

久しぶりに劇場での観劇。超・超楽しかったです!

トイレ休憩なしの2時間。豪華なナンバーがぎゅぎゅっと濃縮された贅沢な時間で、数日間余韻も楽しめました。

帝劇コンはABCプログラムがあり配信もしていましたが、10月11月にWOWOW放送予定があるので、10月になったらWOWOW再加入します!

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帝劇コン(THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE)とは

これまで上演された東宝ミュージカルの歴史を振り返り未来へつなぐコンサート。

帝劇ミュージカル第一回めにして国産ミュージカル初の「モルガンお雪」。そして「サウンド・オブ・ミュージック」、「シカゴ」等ブロードウェイミュージカル、「レ・ミゼラブル」「ミス・サイゴン」などのロンドンウエストエンドミュージカル、「エリザベート」「モーツァルト」「マリー・アントワネット」といったウィーンミュージカルなど、帝国劇場で上演されてきた豪華なナンバーの揃ったコンサートです。

演出は「ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812」、「シアタークリエ10周年記念TENTH」などの小林香さん。

帝劇コン開催期間
2020年8月14日(金)~25日(火)公演終了しています

出演者

Aプログラム

朝夏まなと、生田絵梨花、一路真輝、今井清隆、和音美桜、加藤和樹、城田 優、瀬奈じゅん、田代万里生、新妻聖子、花總まり、古川雄大、森 公美子

MC 井上芳雄

Bプログラム

朝夏まなと、海宝直人、加藤和樹、笹本玲奈、涼風真世、瀬奈じゅん、田代万里生、中川晃教、花總まり、平原綾香、福井晶一、藤岡正明

MC 山崎育三郎

Cプログラム

朝夏まなと、石井一孝、一路真輝、佐藤隆紀、島田歌穂、瀬奈じゅん、ソニン、田代万里生、平野 綾

MC 井上芳雄

スペシャルゲスト

市村正親 プログラムA(17日昼夜のみ)
大地真央 プログラムC

アンサンブル

石川新太、榎本成志、後藤晋彦、坂元宏旬、武内 耕、中山 昇、村井成仁、脇 卓史、岩﨑亜希子、大月さゆ、樺島麻美、神谷玲花、河合篤子、島田 彩、原 広実、柳本奈都子

帝劇コンWOWOW放送内容

①WOWOWライブ「THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE ~東宝ミュージカルの歴史~」#1
2020年10月10日(土)19:00~22:00

プログラムA・C(MC 井上芳雄)

②WOWOW「THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE ~東宝ミュージカルの歴史~」#2
2020年11月予定

プログラムB(MC 山崎育三郎)

WOWOWの番組表をみると、10/10が3時間枠になっています。プログラムAとCをまとめて放送するようですが、できればABCそれぞれ別に放送してくれると嬉しかったなw

そういえばWOWOW10月の番組表をみたら、ウィーンミュージカル・コンサート「M.クンツェ&S.リーヴァイの世界」の再放送が10/7の午後3時からありました!

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帝劇コン感想(Bプログラム)

5か月ぶりの劇場(前回ラストは日生のホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド)。

ミュージカルってこんなに楽しかったかっけ??と改めて思いました。

ミュージカル俳優さんたちの作品の世界へ一瞬で連れて行ってくれる魔法。

長い間舞台に立てなかった出演者さんたちのフルパワーでいくぜ!!という気合と、その気合いを真正面で受け取る客席の想いが一体となった空間に存在できた喜びをかみしめていました。

開演前の胸の高鳴り、終わった後の余韻をかみしめながら帰宅…と、観劇前後の高揚感を味わえたのも久しぶりです。

キャスト
Bプログラム
朝夏まなと、海宝直人、加藤和樹、笹本玲奈、涼風真世、瀬奈じゅん、田代万里生、中川晃教、花總まり、平原綾香、福井晶一、藤岡正明
MC 山崎育三郎

配信日ではなかったので、たぶんWOWOWでも放送されないと思います。

BプログラムのMCは山崎育三郎さん。

進行チェックしながら帝国劇場で上演されてきた作品の振り返り。ご自身が出演されていない作品が圧倒的に多く紹介するの大変だったと思うのですが、「プログラムAとCのMC井上芳雄さんが全部覚えたというから、慌てて自分も全部覚えました」と言っていました(笑)

朝ドラ出演中でこの期間に撮影もあったそうで、大変だったでしょうね。

今回の帝劇コンで嬉しかったことの一つが、山崎育三郎さんトートx田代万里生さんルドルフで「闇が広がる」を聴けたこと。

山崎さんがトートデビューする予定だった2020年のエリザベートが公演中止になってしまい、山崎さんトート回のチケットを入手出来ていた自分としても大変残念でした。

今回はコンサート形式でしたが、表情を動かさずに歌う山崎さんトートは人外感があり、また闇の支配者的な存在感があるものでした。

Bプログラム出演者のうち宝塚でトートを演じた朝夏まなとさん、瀬奈じゅんとのトークがありました。山崎さんは歴代トートのカツラに合うものがなく、演出の小池先生の案で真ん中分け(歴代トート初の真ん中わけ)になったそう。

髪の色は紫で確か朝夏まなとさんと同じ色。朝夏さんによると宝塚は歴代トートと同じ色を使えないという話でした。

加藤和樹さんもトートを演じたいと舞台袖で話していたらしく、この後のトークでは「和樹がトートするなら、1:9分けだ!」なんて盛り上がっていましたw

個人的には、東宝の男性トートは短髪でお願いしたいところですが、そうはならないと思うので、山崎さんが作品の中で無事に真ん中分けトートデビューできる日を心待ちにしています!

 

今回、自分がBプログラムを選んだ大きな理由のお2人、中川晃教さんと海宝直人さん。

中川晃教さんのモーツァルト!「僕こそ音楽」聴けて嬉しかったー!8月は韓国版モーツァルト!の配信をみて正直日本公演以上に感激してしまったのですが、改めて中川晃教さんのヴォルフガングは唯一無二とも思いました。

M!のストーリー最後まで「天才」という言葉が、中川さんほど説得力のあるヴォルフガングはいないかなと。

才能をアマデに託しヴォルフガングはありのままの人間という設定なので、最後まで「天才」と思わせる役作りは不可能に近いのかもしれないのですが、音楽の神に愛された中川さんならではの、天才ならではの苦悩が伝わる人物像でした。

帝劇コンで中川さんヴォルフをみて、また中川さん主演のM!を観たくなっちゃった。せめて東宝さんで映像残っているなら、完璧じゃない形で構わないので出してほしいなぁ。

 

海宝直人さんのレミゼの「カフェ・ソング」。革命に散った仲間たちを想い、生き残ってしまった自分の後悔を歌うマリウスの歌。歌い始めた途端、舞台にキャンドルを持つ仲間たちの姿が見えました。(実際には海宝さん一人)。

カフェ・ソング一曲で、そこへ至るまでのレミゼのストーリーが走馬灯のように流れ、これぞミュージカル俳優の歌!と思いました。曲を気持ちよく歌うのではない、私たち観客をその世界へ連れて行ってくれる。

海宝さんのカフェ・ソングちゃんと放送されますように。

 

そして、中川晃教さん、海宝直人さん出演のジャージー・ボーイズの曲。メンバーの福井晶一さん、藤岡正明さんも参加。超盛り上がり!

M!とは違う中川晃教さんの天使の歌声、海宝直人さんのコンサート形式ならではの激しい動き(ダンス?)、福井さんの低音、藤岡正明さんのはっちゃけ、

ジャージーボーイズは帝劇で『ジャージー・ボーイズ イン コンサート』が行われましたが、コンサート形式にもすごく合う楽曲揃いですね。

 

朝夏まなとさん、瀬奈じゅんさん、2人の「シカコ」が素敵で、宝塚トップスターの格好良さに圧倒されました。大げさでもなんでもなく、文字通りキラキラ。これをオーラというのか。

 
驚いたのが、エリザベートの「私だけに」を涼風真世さんが歌ってくれたこと。Bプログラムには花總まりさんが出演されていたので、シシィを歌うなら花總さんかなと思っていましたが、2008年~2009年にシシィを演じた涼風真世さんでした。涼風さん現在は皇太后ゾフィー役ですが、すごく美しいシシィで、シシィにしか見えなかった…

今回のBプログラムでは出演者さんによって、歌う曲数にばらつきがあり涼風さんはかなり多い方でしたが、各曲ごとに世界観が違い雰囲気がガラリと変わるのがすごかったです。

できれば花總さんのシシィも聴きたいと思いましたが、花總さんが歌ってくれたのはレディ・ベスの秘めた思い。

ミュージカルより今回のコンサートの方がこの曲は良かったかも。

レディ・ベスは曲がリーヴァイさんで好きなのですが、乱暴なセリフが上品な花總さんにあっていない気がしたんですよね。でも曲単体で聴くと素晴らしい。。。そして私は花總さんの甘くて可憐な声がとても好きなんだと発見しました。

 

周りから「不思議ちゃん」と言われていた平原綾香さん。どの曲も美しい歌声に魅了されましたが、とりわけご自身が出演されこの後出演する予定のビューティフルの力強い歌声が素敵でした。

 

安定して素晴らしい歌声を聞かせてくれる田代万里生さん。1月のMAフェルセンが今から楽しみです。帝劇コンでもフェルセンの「遠い稲妻」を聞かせてくれました。

そして今回、出演者の中でもとりわけ田代万里生さんの声が大きかったのに気づきました(笑)お腹の底から声を出しているのかな~。歌もトークの声も美声です。

 
笹本玲奈さん、歌が伸びやかで力強くWSSのマリアの時も思いましたが、無限に歌が上手になっていくような気がします。藤岡クリス×玲奈キムのデュエット、お互いしか見えない空気感が素敵でした。

 
1789のサ・イラ・モナムールを歌った加藤和樹さん。泥臭いロナンに一瞬で切り替わったのを感じました。フレンチミュージカルは演奏打ち込みでオーケストラを聴けないから、生オケで聴けた今回は貴重な機会だったかも。

 
トークで、レディ・ベスの初日前、開演ギリギリまで花總さんが歌を上手に歌えず泣いてしまった時、一緒にいた和樹さんが優しくなぐさめてくれたようで、爽やかな風がびゅっと吹き抜けたと花總さんが話されていました。

 

各キャストさんも素晴らしかったし、東宝ミュージカルはアンサンブルさんたちがやっぱりすごい。

とくにダンス・オブ・ヴァンパイアのフィナーレは迫力があって楽しかったー!

 

Bプログラムは全てのキャストさん(AもCもそうだと思いますが)が安定してすごく上手なことに加え、出演者さんたちの仲の良さや落ち着いたお互いの心配りも伝わってくる温かさも感じられ、素敵なひと時を過ごせた時間でした。

今まで当たり前だった「劇場での観劇」ができなくなって、それは悲しいことだけど、一方、チケットを取るのに必死で何度も観劇をリピートしていくうちに、一回一回の贅沢な時間を忘れていたかもしれない。それを再認識させてくれた公演でした。

そして公演時間2時間、トイレ休憩無、客席1つずつ空け、売店販売無、ロビーの至る所にある消毒液。

感染症の影響で公演中止による損失拡大が続く中、帝劇コンが開催されたとはいえ、半数の客席をみて恐らく赤字なのではないか、と思います。

ただとにかくいつ公演中止になっても不思議じゃない状況下で、全公演無事に開催できたこと、本当に嬉しく思います。

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